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バルサ、バレンシアのインテンシティに苦戦。イニエスタまで負傷…ケガ人続出で3連勝も前途は多難

バルセロナは現地時間22日、リーガエスパニョーラ第9節でバレンシアと対戦し、アウェイで3-2の勝利を収めた。今季は早くも2敗を喫しているバルセロナだが、これで3連勝。しかし、バレンシア相手に決して楽に勝利したわけではなかった。ボール保持率で上回るもバレンシアのインテンシティの高さに苦戦し、大黒柱のアンドレス・イニエスタまで負傷するなど、今後に向けて不安の残る内容だった。(文:高橋康光)

text by 高橋康光 photo by Getty Images

因縁の多いバレンシア戦。バルサ副会長も「こんなに激しいゲームはこの数年見ていない」

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バレンシア戦のバルセロナのスターティングメンバー

 この一戦を観戦に訪れたバルセロナのジョルディ・メストレ副会長は、「ピッチの内外でこんなに激しいゲームはこの数年見ていない」と試合後に語っているが、同様の感想を持つファンは少なくないのではないか。

 リーガエスパニョーラ第9節、バレンシアvsバルセロナの一戦は両チームの意地とプライドが激しく激突した一戦は、後半アディショナルタイムにリオネル・メッシがPKを決めてバルセロナが3-2とアウェイで劇的な勝利をモノにした。

 4位のバルセロナは、第7節のセルタ戦で早くも今季2敗目を喫したが、前節のデポルティーボ戦で4-0と快勝。そしてミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグでのマンチェスター・シティ戦でも4-0と大勝し、状態が上向いていることを印象付けている。

 一方、ここまで14位と下位に低迷するバレンシアは、チェーザレ・プランデッリ新監督の初陣となったヒホン戦を勝利で飾り、ホーム初お目見えという状況。財政事情もあったとはいえ、シーズン前にはポルトガル人MFアンドレ・ゴメス、そして開幕後にはエースのパコ・アルカセルをバルセロナに引き抜かれた経緯もあり、試合前にはこうした因縁をメディアは煽った。また、本拠地メスタージャでのバルセロナ戦では直近9試合で4勝5分けと相性もいい。

 この一戦、バルセロナのスタメンは、GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、DFにセルジ・ロベルト、ハビエル・マスチェラーノ、サミュエル・ウンティティ、リュカ・ディーニュ、MFにセルヒオ・ブスケッツ、アンドレ・ゴメス、アンドレス・イニエスタ。そして前線には”MSN”リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの3人が並んだ。

 セルジ・ロベルトが復帰したものの、一方で、ジェラール・ピケ、ジョルディ・アルバ、ラフィーニャ、アルダ・トゥランが離脱中であり、カンテラ(下部組織)のプレーヤーをベンチ入りさせなければならなかった。

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