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モウリーニョ、古巣相手の”屈辱”をコンテに抗議? 両監督は会話内容を明かさず

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ、アントニオ・コンテ
ジョゼ・モウリーニョ監督とアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、かつてのホームで味わわされた屈辱を敵将に抗議したのかもしれない。23日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。

 現地時間23日に行われたプレミアリーグ第9節の試合で、モウリーニョ監督の率いるユナイテッドは、同監督が昨シーズン途中まで率いていたチェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジに乗り込んだ。だが結果は0-4というまさかの大敗を喫する結果に終わっている。

 チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、観客席のサポーターに向けて盛り上がるように煽る様子も見せていた。モウリーニョ監督にとっては試合結果だけではなく、かつて自分のことを応援してくれたサポーターからの反応も屈辱的なものとなった。

 タイムアップの笛が鳴ると、モウリーニョ監督はコンテ監督と握手を交わしたあと、耳元に口を近づけて何らかの言葉を発していた。英メディアがイタリアのテレビ『スカイ』による報道として伝えたところによれば、モウリーニョ監督は「4-0でそういう祝い方をするものではない。1-0ならやってもいいが、そうでなければ我々にとって侮辱的なことだ」とイタリア語で言っていた様子だという。

 試合後にコンテ監督との会話について問われたモウリーニョ監督は、その内容を明かそうとはしなかった。「私とアントニオとの間のことだ。彼が公にしたいと思わない限りは2人の間にとどまる」と話している。

 一方のコンテ監督も、「プライベートな会話はプライベートのままであるべきだと思う」とコメント。だが、ファンを盛り上げようとしたことが間違っているとは思わないと主張している。「(サッカーから)興奮を取り去りたいと思うくらいなら、家に帰って別の仕事をする」と語った。

 チェルシーはこの勝利で3連勝とし、首位と1ポイント差の4位に浮上。ユナイテッドは7位にとどまっている。

【了】

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