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プレミア制覇に必要なのは「勝ち点86」? ヴェンゲルの予想にラニエリは同意せず

text by 編集部 photo by Getty Images

アーセン・ヴェンゲル、クラウディオ・ラニエリ
アーセン・ヴェンゲル監督とクラウディオ・ラニエリ監督【写真:Getty Images】

 今シーズンのプレミアリーグで優勝するために必要となる勝ち点について、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督とレスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督の見解は異なっている。27日付の英紙『ロンドン・イブニング・スタンダード』などが伝えた。

 13年ぶりとなる悲願のプレミアリーグ優勝を目指すアーセナルは、ここまで9試合で勝ち点20を獲得して首位マンチェスター・シティに並んでいる。ヴェンゲル監督は先日、優勝争いの見通しについて「チャンピオンは勝ち点82から86を獲得することになるだろう」と述べ、リーグ制覇に向けた目標を設定していた。

 だが、昨季王者レスターを率いるラニエリ監督は、ヴェンゲル監督の主張を尊重しながらも異論を唱えた。「彼はプレミアリーグのエキスパートだ。アーセンが勝ち点86と言うのなら正しいのだろう」としつつ、「私はもう少し少ないと考えるがね」と述べている。

「たくさんのチームがタイトルを争っている。最後まで激しい戦いが繰り広げられることになるだろう」とラニエリ監督はその理由について付け加えた。首位と9ポイント差の12位と出遅れているレスターとしては、優勝ラインが引き下げられることを期待したいかもしれない。

 昨季のリーグ戦を制したレスターの最終的な勝ち点は81。9試合を終えた時点では、マンチェスター・シティが勝ち点21で首位に立っていた。それ以前の4年間はいずれも、優勝チームの勝ち点は86以上だった。9試合を終えて上位5チームが1ポイント差という大混戦となっている今季は、このまま接戦が繰り広げられていくのか、それとも抜け出してくるチームが現れるのだろうか。

【了】

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