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レアル、かつての”宿敵”ペップの招聘を試みていた。ジダン就任前に接触

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼップ・グアルディオラ
元バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーは、かつて宿敵バルセロナを成功に導いたジョゼップ・グアルディオラ監督を招聘することを検討していたのだという。同監督の伝記の著者でもある友人が26日にスペインのラジオに語ったとして、スペイン紙『マルカ』などが伝えた。

 グアルディオラ監督は、現役時代の古巣でもあるバルセロナのトップチーム監督に2008年に就任。4年間でチャンピオンズリーグ優勝2回、リーガエスパニョーラ優勝3回などの大きな成功を収め、1年間の休暇を経て2013年にバイエルン・ミュンヘン監督に就任した。

 マドリーがそのグアルディオラ監督に誘いをかけようとしたのは、昨年11月だという。当時のラファエル・ベニテス監督が結果を出せず、苦しい状況に置かれていた頃に、クラブはバイエルンを率いていたグアルディオラ監督と接触したとのことだ。

「ペップがバイエルン退任後にどうするのかを探るためのアプローチがあった。代理人がメッセージを伝えてきた」と、グアルディオラ監督の伝記を著したマルティ・ペラルナウ氏は話している。「だが彼の返事は、マンチェスター・シティへ行くので誰からの話にも耳は貸さないというものだった」と同氏は続けた。

 結局、マドリーは1月4日にベニテス監督の解任を発表。後任としてはBチームを率いていたジネディーヌ・ジダン現監督を昇格させることになった。グアルディオラ監督はその約1ヶ月後の2月1日に、2015/16シーズン限りでバイエルンを離れてシティ監督に就任することを発表した。

 今季はグアルディオラ監督がシティを率い、マドリーはチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたジダン監督にそのままチームを委ねている。タイミングが違えば、グアルディオラ監督がかつての宿敵を率いることになっていた可能性もあったのかもしれない。

【了】

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