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不適切発言のモウ、”執行猶予”中だった前回処分を数日の差で回避

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 またしても問題発言を咎められたマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督だが、発言を行ったのがもう数日早ければ、より重い処分を受けることになっていたはずだった。27日付の英紙『デイリー・メール』が伝えている。

 モウリーニョ監督は、現地時間17日に行われたプレミアリーグ第8節のリバプール戦に先立ち、この試合を担当することになった主審に「プレッシャーがかけられている」などとコメント。不適切な発言だったとして、イングランドサッカー協会(FA)は同監督を処分対象として調査を開始することを27日に発表した。

 過去にもたびたび問題発言で処分を受けてきたモウリーニョ監督だが、前回はちょうど1年あまり前だった。当時チェルシーを率いていたモウリーニョ監督は、サウサンプトンとの試合でPKが与えられなかった判定に異論を唱え、FAからの処分を受けることになった。

 FAがモウリーニョ監督に言い渡した処分は、5万ポンド(約640万円)の罰金に加えて、1年間の“執行猶予“がついたスタジアム入場禁止処分1試合というものだった。今年10月13日までに再び処分対象となれば猶予されていた処分が下されるはずだったが、モウリーニョ監督にとっては幸いなことに、今回の問題が起こった時点でその期間はすでに失効していた。

 いずれにしても、モウリーニョ監督は今回の発言に対して新たに処分を下される可能性がある。同監督には現地時間31日18時までにFAに意見を申し立てる権利が認められている。

【了】

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