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「日本の育成プログラムは順調」。U-19代表のアジア初制覇を喜ぶ内山監督

text by 編集部 photo by Getty Images

U-19日本代表
アジア制覇を成し遂げたU-19日本代表【写真:Getty Images】

 AFC U-19選手権の決勝がバーレーンで現地時間30日に行われ、U-19サウジアラビアを下したU-19日本代表が初優勝を飾った。試合後の内山篤監督の喜びのコメントを、アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えている。

 決勝まで勝ち上がってきたサウジアラビアはやはり非常に手強い相手となったが、日本代表は何度か危ない場面を迎えながらも無失点のまま120分間を終了。疲労困憊で迎えたPK戦では5人全員が成功させる精神力の強さを見せ、5-3の勝利で初のアジア制覇を成し遂げた。

「難しいことは試合前から分かっていましたし、本当にタフな試合でした」と内山監督は試合を振り返る。「どちらに転んでもおかしくはなかったですが、こちらの方が少し運がありました。選手たちは6試合を戦ってきて、本当によくやってくれました」とチームの奮闘を称えた。

 今大会を6試合無失点で戦い終えたが、「チームを立ち上げた時にはミスも多く、簡単なゴールも許してしまっていました」と内山監督。だが現在は「私のやってほしいことを選手たちが理解し始めていて、守備だけではなく攻撃も含めて良いバランスが取れるようになってきました」とチームの成長を喜んでいる。

 1月のU-23選手権(兼リオ五輪予選)優勝に続いてU-19でもアジアを制したことは、「日本の育成プログラムが順調であることがようやく示された」結果だとしつつ、2020年の東京五輪も見据えてさらに成長を続けていくことが必要だと指揮官は強調した。

 今回のU-19選手権で準決勝以上に進んだことで、日本代表は来年韓国で開催されるU-20ワールドカップに5大会ぶりに出場する。さらにその3年後、この世代のチームはU-23代表として自国開催のオリンピックに臨むことになる。

【了】

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