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ドルトのエースFW、不可解なCL欠場は無許可でのイタリア旅行の罰?

text by 編集部 photo by Getty Images

ピエール=エメリク・オーバメヤン
スタンドで観戦していたピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントのガボン代表FWピエール・エメリク=オーバメヤンは、現地時間2日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節のスポルティングCP戦を欠場した。3日付の英紙『ミラー』は、同選手の欠場はクラブの許可を得ることなくイタリアへ旅行したことに対する罰だったと伝えている。

 ドルトムントのエースであり最大の得点源であるオーバメヤンは、スポルティングCP戦も当然ながら出場が見込まれていたが、スタメンどころかベンチメンバーにも名前はなし。スタンドから試合を観戦することになった。

 トーマス・トゥヘル監督はオーバメヤンが試合直前に負傷したのではないかとの憶測を否定した上で、欠場については「内部的な問題」であり、試合前日に下した決断だとコメント。ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOも同様の発言をしており、何らかの規律違反に対する罰ではないかとみられていた。

 クラブは詳細な理由を明かさない姿勢を明確にしているが、『ミラー』によれば、オーバメヤンは今週月曜日にクラブに無許可でイタリアへ旅行していたという。過去にミランに在籍していたこともある同選手は、ミラノ近郊のヴァレーゼのホテルで友人らとのパーティーに出席し、そのためにクラブから罰を受けたとのことだ。

 ドルトムントはエースを欠きながらもスポルティングCPに1-0の勝利を収め、2試合を残しての決勝トーナメント進出を確定させている。理由が何であれオーバメヤンの欠場はこの試合のみで済むようで、ヴァツケCEOは今週末のブンデスリーガのハンブルガーSV戦での復帰を明言している。

【了】

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