フランク・デ・ブール前監督を解任したインテルの新監督は誰になるのだろうか。5日にも決定が下されるのではないかとみられているが、ここに来て新たな候補も浮上している。5日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリア複数メディアが伝えた。

　日本代表DF長友佑都も所属するインテルは、セリエAの最近5試合で1勝4敗という成績不振を受け、ついに監督交代に踏み切った。今季開幕前に就任したばかりだったオランダのデ・ブール監督は、わずか84日間でインテルのベンチを後にすることを余儀なくされた。

　新監督の候補としては、これまでにも様々な候補が挙げられてきた。過去にインテルを率いたことがあるレオナルド氏は就任を否定するコメントを出し、中国のクラブで監督を務めているインテルOBのファビオ・カンナバーロ氏も古巣からの打診を断ったと報じられた。アンドレ・ビラス・ボアス氏の名前も挙がっていたが、同氏は中国の上海上港の新監督に就任することが発表されている。

　デ・ブール監督解任当初から新監督の最有力候補とみられていたのは元ラツィオ監督のステファノ・ピオリ氏だが、元ビジャレアル監督のマルセリーノ・ガルシア・トラル氏が新たにポールポジションへ浮上したとも報じられている。だが、ジャンフランコ・ゾラ氏も新たな候補として急速に浮上しているという。

　過去にウェスト・ハムやワトフォード、カリアリの監督を務めたゾラ氏は、今年の夏までカタールのアル・アラビを率いたあとフリーとなっている。6日にはセリエAの次節クロトーネ戦が行われるが、それまでに新たな指揮官は決定するのだろうか。

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