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日本への移動は”電車感覚”の酒井高徳。「代表戦誇りをもって戦いたい」

text by 編集部 photo by Getty Images

酒井高徳
日本代表での戦いに挑むハンブルガーSVの酒井高徳【写真:Getty Images】

 現地時間4日に行われたブンデスリーガ第10節ドルトムント対ハンブルガーSVは5-2でドルトムントが勝利。日本代表に選出されたハンブルガーSVの酒井高徳はこの試合後、日本へと向かった。

 日本代表での現状を「良い日本を知っているからこそ、メディアでも言われているようにいい状態ではないかなとはこっちでも(分かっている)。サウジアラビアは簡単な相手ではないから、しっかりとした準備をしなければならない」と分析し、準備の大切さを説いた。

 ハンブルガーSVでボランチ起用されているだけに、代表でのボランチ起用については「代表になると求め方が違ってくると思うし、ハリルさんはそんなこと考えていないと思う。若い子も入ってきたし、僕をボランチで考えていることはまずないと思います」と否定的な姿勢。

 代表キャプテンの長谷部誠がフランクフルトで3バックで起用されており、自身もボランチでのプレー。このことについて「そのポジションの選手のプライドがあると思うので、気安くは言えないけれど、試合に出ることが選手としては一番幸せなこと。求められることは一生懸命やりたい。個人的には自信になるし、サッカー人生の中でどんどん活かしたい」としている。

 日本への移動を「もう慣れすぎて電車感覚」と語る酒井高徳は「サウジアラビア戦の前にオマーン戦という試せる場があるのは少し大きいこと。代表戦は誇りをもってやりたいと思っている」と代表戦への意気込みを語った。

(取材:本田千尋【ハンブルク】、文・構成:編集部)

【了】

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