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本田、ミラン監督とは“冷めた関係”も中国行きは否定。代理人明かす

text by 編集部 photo by Getty Images

本田圭佑
ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】

 ミランの日本代表FW本田圭佑の代理人は伊メディアの取材に対し、噂される中国クラブからのオファーや欧州他クラブとの接触を否定し、ミランとの契約延長に向けた交渉が今後行われる可能性も示唆した。13日付の『カルチョメルカート.com』が伝えている。

 ミラン加入から4シーズン目を迎えている”10番”本田だが、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が就任した今季は大幅に出場機会が減少。セリエAでの出場はここまで3試合、先発は1試合のみにとどまっている。

 こういった現状もあり、ミランは冬の移籍市場で本田を放出することを考えているのではないかと報じられ始めている。特に、中国スーパーリーグの上海上港が獲得を望んでいるという憶測がここのところ盛んに伝えられてきた。

 だが本田の代理人を務める兄の弘幸氏は、中国からの具体的なオファーを受けてはいないと断言した。「私もオファーの話はメディアで知った。我々には何の話も届いていない」として、「彼らからの関心については何も知らないと断言できる」と述べた。

 本田自身が欧州主要リーグでのプレー続行を望んでいることは事実だが、中国以外に移籍先候補として噂されるスペインやイングランドなど他国からもオファーは届いていないとのことだ。「現時点では別のクラブと連絡は取っていない」と話している。

 今シーズン末までとなっている契約の満了後の去就に関しては「ミランでの今後数ヶ月がどうなるか次第」と弘幸氏。モンテッラ監督との関係については、出会ってすぐに”愛が生まれた”とは言えず、「おそらく今は、重要な存在だとはみなされていないのだろう」としながらも、「サッカーではわずかな時間で全てが変わることもある」と関係の変化もあり得るという見方を示した。

 ミランが望むのであれば、本田サイドとしては「契約を延長することに何も問題はない」とのこと。実際に、「先月までは(契約交渉に向けて)クラブと連絡を取り合っていた」という。今後の交渉の見通しについては「中国のオーナーがやってきて、彼らの意図を確認するのを待つ必要がある」とのことだが、「一緒に続けていく意志がなければ、届いたオファーについて検討を始めることもできるだろう」と移籍の可能性にも含みをもたせた。

【了】

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