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楽天・三木谷社長、バルサとのパートナー契約を喜ぶ「共通の価値観がある」

text by 編集部 photo by Getty Images

三木谷浩史
バルセロナのバルトメウ会長(左)と楽天の三木谷社長(右)【写真:Getty Images】

 バルセロナは16日、来季以降のユニフォーム胸スポンサーなどを務めるメイングローバルパートナーとして、日本企業「楽天」との4年契約締結を発表した。

 記者会見に出席した楽天の三木谷浩史社長は壇上であいさつに立ち、感謝を述べた上で「『クラブ以上の存在(MES QUE UN CLUB)』というのは、スローガンだけではなくてバルセロナの考え方を表しており、それはよく理解できます」とクラブの理念に共感を示した。

「世界のサッカーをリードするバルセロナ独自のプレースタイルやプロフェッショナリズム、ゴールへ向かって最後まで力を尽くすこと、若手育成における考え方など、楽天とバルセロナには共通の価値観がある」

 三木谷氏は楽天とバルセロナ、両者の間に共通点を見出しながら互いに世界のトップを目指すことをイメージしているようだ。バルセロナのユニフォームの胸には来季から4年間にわたって楽天のロゴが掲示される。

 契約金は4年総額で2億2000万ユーロ(約258億円)にのぼると現地メディアは伝えている。1年あたり5500万ユーロ(約65億円)は、マンチェスター・ユナイテッドやバイエルン・ミュンヘンがメインスポンサー(前者はシボレー、後者はドイツテレコム)から受け取っている額をしのぐ世界最大級の契約だ。

「楽天グループは自分たちのサービスとイノベーションと経験を使ってバルセロナをサポートします。ユニフォームのスポンサーというだけでなく、イノベーションとエンターテイメントのパートナーとしてできるだけバルセロナをサポートしたい」

 巨大な契約で世界に本格進出するチャンスを得た三木谷社長は「このパートナーシップは長く続いていくと思う。パートナーシップ以上のものにしたい」と、両者の関係が長く続くことを願っている。元々はジェラール・ピケとの個人的な友人関係から始まった話がついに形になった。

 今後バルセロナは日本での親善試合なども企画しているという。楽天とのコラボレーションで世界最高峰のクラブに何がもたらされるのか、来季以降注目が集まりそうだ。

【了】

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