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白熱のマンU対アーセナル、注目の監督対決は決着つかずドロー

text by 編集部 photo by Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド
ゴールを決めたフアン・マタ【写真:Getty Images】

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【マンチェスター・ユナイテッド 1-1 アーセナル プレミアリーグ第12節】

 現地時間19日にプレミアリーグ第12節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッドはホームでアーセナルと対戦。マタとジルーのゴールにより、ユナイテッドは1-1でアーセナルと引き分けた。

 この試合は、過去にチェルシーを率いていた際にたびたびアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督と舌戦を繰り広げてきたジョゼ・モウリーニョ監督がユナイテッド指揮官としてはライバルとの初対戦となることで、監督対決としても注目された試合となった。モウリーニョ監督は、過去の対戦では15試合で1敗のみとヴェンゲル監督を圧倒している。

 モウリーニョ監督は、累積警告により出場停止のイブラヒモビッチの代わりに、プレミアリーグデビューとなった今年2月に行われたアーセナル戦で2得点1アシストの活躍で勝利に貢献した19歳のラッシュフォードを先発で起用。そして、ベンチスタートとなったルーニーの代わりにマルシャルが先発で出場し、中盤には出場停止明けのエレーラが復帰している。右サイドバックには、腕の骨折で手術を受けていたバレンシアが復帰した。
 
 一方、前節にはノースロンドン・ダービーでトッテナムと引き分けたものの、開幕戦以来公式戦16試合負けなしで好調を維持している4位のアーセナルは、チリ代表で右足を痛めたと報道されたアレクシス・サンチェスが先発出場。そして、アレックス・イウォビの代わりにアーロン・ラムジーが、グラニト・ジャカの代わりにモハメド・エルネニーが先発で起用された。

 スコアレスで迎えた35分、バレンシアがペナルティエリア内でモンレアルに倒されたかのように見えたが主審はユナイテッドにPKの笛を吹かず、そのままどちらもネットを揺らすことなくハーフタイムを迎える。

 後半になると、49分にまずマルシャルに、そして50分には好プレーを続けるラッシュフォードにシュートチャンスが訪れるも、それぞれチェフとムスタフィがブロック。

 そこでモウリーニョ監督は、63分にマルシャルに代えてルーニーを投入し、その1分後には前半にカードをもらっていたダルミアンに代えてブリントを送り込む。

 約1時間を経過した頃から攻撃の手をさらに強くして攻め続けたユナイテッドは、遂にその成果が形となって現れる。68分に右サイドからのエレーラの折り返しを走り込んで来たマタが正面から左足で流し込み、ユナイテッドが遂に待望の先制点を決める。

 その後にヴェンゲル監督は、ジルー、ジャカ、オックスレイド=チェンバレンとカードを切ると、89分にオックスレイド=チェンバレンのクロスからジルーがヘディングで叩き込み、試合を振り出しに戻す。

 結局そのまま試合は動かず、1-1で引き分け。監督対決として注目された試合は結局決着がつかず終えている。

【得点者】
68分 1-0 J・マタ(マンチェスター・ユナイテッド)
89分 1-1 O・ジルー(アーセナル)

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【了】

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