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「低迷はモウだけの責任じゃない」。チェルシー守護神が昨季の指揮官を擁護

text by 編集部 photo by Getty Images

ティボ・クルトゥワ
チェルシーのティボ・クルトゥワ【写真:Getty Images】

 チェルシーのGKティボ・クルトゥワは、昨シーズンの低迷はジョゼ・モウリーニョ監督だけの責任ではなかったとして、現在はマンチェスター・ユナイテッドを率いる元指揮官を擁護している。19日付の英紙『デイリー・メール』が同選手のコメントを伝えた。

 2014/15シーズンにはモウリーニョ監督に率いられてプレミアリーグ制覇を成し遂げたチェルシーだが、昨季は序盤から低迷。モウリーニョ監督はシーズン途中で解任され、フース・ヒディンク監督がチームを引き継いだが、結局10位でシーズンを終えることになった。

「監督だけの責任とは限らないが、サッカーではどこでもそうだ。結果が出なければ、最初に目を向けられるのは監督だ」とクルトゥワは語る。「選手たちも責められるべき場合もある。去年の僕らは、チーム全体として、チャンピオンになった年と同じレベルにはなかったと思う」と述べ、選手にも責任はあったという考えを述べた。

 それでも、モウリーニョ監督を解任したクラブの決断には理解を示している。「監督だけではないが、もちろんクラブはどこかで決断を下さなければならない。僕らはやれるだけの手を尽くしてシーズンを終えることを決めたが、結局10位だった。もちろんチェルシーにとってはすごく悪い成績だ」

 袂を分かったモウリーニョ監督とチェルシーは、今シーズンを迎えて対象的な道を歩んでいる。ユナイテッド指揮官に就任したモウリーニョ監督が去年と同様に苦しいシーズンを過ごす一方で、アントニオ・コンテ新監督が就任したチェルシーは好調。20日のミドルスブラ戦も制して6試合連続の無失点勝利を収め、プレミアリーグ首位浮上を果たしている。

【了】

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