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レスター、”史上最悪のプレミア王者”に。昨季とは一転して残留争い

text by 編集部 photo by Getty Images

クラウディオ・ラニエリ
レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督【写真:Getty Images】

 昨シーズンは奇跡的なプレミアリーグ制覇を成し遂げたレスター・シティだが、今季は現時点で”史上最悪のチャンピオン”となってしまっている。4日付の英紙『ミラー』が伝えた。

 日本代表FW岡崎慎司も所属するレスターは、昨シーズンの降格候補に挙げられながらも優勝を果たし、サッカー史上に残る快挙を実現させた。タイトル防衛を目指す今季はより苦しい戦いとなることが予想されていたとはいえ、昨季とは打って変わって低調な戦いが続いている。

 現地時間3日に行われたサンダーランド戦では、2点を奪われたあと岡崎が1点を返したが1-2で敗戦。ここ5試合で2分け3敗と白星がなく、上位陣には大きく引き離されて15位に沈んでいる。第14節は16位ミドルスブラ対19位ハル・シティの1試合を残しており、その試合の結果がどうなったとしてもレスターは16位にまで後退することになる。

 14試合を終えて勝ち点13という成績は、過去のプレミアリーグ王者の同時点での成績としては史上最低のものだという。2014/15シーズンを制したチェルシーも昨季は低迷に陥ったが、それでも14試合で勝ち点15を獲得していた。

 クラウディオ・ラニエリ監督も、現在のチームが「残留争い」をしている状況だと認めている。2シーズン前までの状況に戻ってしまったかのようなレスターだが、ここから再び奇跡のような巻き返しを見せることができるだろうか。

【了】

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