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ゴールラインテクノロジーが生んだ大逆転劇。リバプール、”1cm”に泣く

text by 編集部 photo by Getty Images

ゴールラインテクノロジー
テクノロジーでゴール判定(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

 現地時間4日に行われたプレミアリーグ第14節の試合でボーンマスと対戦したリバプールは、3-1のリードから逆転を許し、3-4で敗れる結果に終わった。大逆転劇に繋がったのは、ゴールラインテクノロジーによる正確な判定だった。

 直近の公式戦15試合で12勝3分けと好調を維持していたリバプールは、ボーンマスに対して前半のうちに2点をリード。後半に入りPKで1点を返されたがすぐにまた突き放し、2点のリードを取り戻した。

 72分には、勝利をより確実にするチャンスが訪れた。MFジョーダン・ヘンダーソンの蹴ったコーナーキックはゴールマウスに向けてカーブし、GKアルトゥール・ボルツがキャッチした時点でゴールラインを割ったかのようにも見えた。

 だが、プレミアリーグで2013/14シーズンから導入されているゴールラインテクノロジーは、このプレーがノーゴールであったことを正確に判定。ボールの端がごくわずかにライン上に残っており、完全にラインを越えなければならないというゴールの要件を満たしてはいなかった。ボールの直径から測定すれば、残っていたのはわずか1cmほどでしかなかった。

 リードを3点に広げられる危機を回避したボーンマスは、その直後に立て続けに2点を奪って同点。最後は後半アディショナルタイムに逆転ゴールを奪い、4-3で劇的な勝利を収めた。肉眼の判定では結果は違っていたかもしれない。

【了】

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