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金崎夢生のMVPに恩師・黒田監督も歓喜「嬉しい。彼は私の誇り」

text by 鄭仲嵐 photo by Chung-Lan Cheng David

台湾代表の監督を務める、67歳の黒田和生
丁寧にファンにサインする黒田監督【写真:鄭仲嵐】

 3日のJリーグチャンピオンシップ決勝第2戦で、PKを含む2得点をあげ、鹿島アントラーズの逆転勝利、年間王者に貢献した金崎夢生(鹿島アントラーズ)。CSのMVPにもなった金崎に、かつての恩師・黒田和生氏も「嬉しい」と喜びの声をあげている。

 現在は台湾代表の監督を務める、67歳の黒田氏。4日、台北市内で行われたメルセデス・ベンツのイベントで、取材陣に金崎について聞かれ、「自分の教え子がJリーグCSのMVPを取ることができて、本当に嬉しかった」と答えた。

「鹿島はこんな状況でまた勝ったという結果、よくできているなと思いました」。記者陣からは、「金崎の素晴らしさを自慢する?」との質問も飛んだが、「自慢したらだめじゃん! 天狗の鼻が出ちゃいますよ!」と手で鼻を伸ばす“天狗ポーズ”で笑いを誘った。

「自慢ではないけど、彼は本当に私の誇り。まだ電話もしていないけど、ただ彼のいい表現を見て、私もう満足しています」

 黒田氏はかつて滝川第二高校サッカー部で監督を務め、2004~2006年まで在籍した金崎も指導。師弟関係の2人には強い絆がある。

 台湾代表の強化に尽力する黒田氏。来年J1アルビレックス新潟が台湾・高雄で春キャンプを行うこと明かした。「正しいのは1月16日かな、非常に期待しています。台湾代表との交流も楽しみしています」

(取材・撮影・文:鄭仲嵐【台北】/フットボールチャンネル台湾)

【了】

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