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元代表FW田代がC大阪退団。山口の心臓・庄司は岐阜へ、栃木は大量6人放出

text by 編集部 photo by Getty Images

田代有三
ラファエル・シルバ(左)は浦和へ、庄司悦大(左)は岐阜へ、田代有三(中央)はC大阪退団【写真:Getty Images】

 今季の明治安田生命Jリーグは全日程を終了し、各チームが新シーズンに向けて補強や戦力整理に動いている。

 J1チャンピオンシップ決勝で鹿島アントラーズ相手に敗れて年間王者を逃した浦和レッズは、アルビレックス新潟から快足FWラファエル・シルバ、ジェフユナイテッド千葉から若手FWオナイウ阿道を完全移籍で獲得した。

 同時にガイナーレ鳥取に期限付き移籍していたGK福島春樹の復帰と、ヴィッセル神戸に期限付き移籍していたDF橋本和の完全移籍切り替えも発表している。

 熾烈なプレーオフの末にJ1昇格を掴み取ったセレッソ大阪は、元日本代表のベテランFW田代有三の契約満了と退団を発表した。今季は負傷に悩まされ6試合出場5ゴールにとどまっていた。

 現在34歳の田代はC大阪の公式サイト上で「セレッソ大阪のサポーターの皆さまJ1昇格おめでとうございます。この昇格の瞬間をスタジアムで共に味わえた事をとても嬉しく思います」と述べた上で「セレッソ大阪はまだまだ強くならないといけないクラブだと思います。日本を代表するクラブとなり、そして世界にも誇れるクラブに成長していく事を願っています。そしてこれから先の未来、満開の桜をJ1の舞台で必ず咲かせて下さい!」とエールを送り、同時に周囲への感謝するコメントを残している。

 J2ではレノファ山口でパスサッカーの中心として輝きを放っていたMF庄司悦大がFC岐阜への完全移籍を決断した。昨季から山口でプレーしていた同選手は新天地となる岐阜の公式サイト上で「僕の特徴であるパスを最大限に発揮し、選手としてよりレベルアップしたいです。チームにとって欠かせない選手になれるように頑張るので応援よろしくお願いします」と意気込みをコメントしている。

 またツエーゲン金沢とのJ2・J3入れ替え戦の末にJ2昇格を逃した栃木SCは大量6選手の契約満了と退団を発表している。斉藤大介や佐々木勇人、山形辰徳といったベテランに加え、山本大稀、山越享太郎、西村洋平がクラブを去る。

 12月7日に決まった主な移籍は以下のとおり。

ラファエル・シルバ(新潟→浦和、完全移籍)
オナイウ阿道(千葉→浦和、完全移籍)
福島春樹(鳥取→浦和、期限付き移籍から復帰)
橋本和(浦和→鳥取、完全移籍)
庄司悦大(山口→岐阜、完全移籍)
前貴之(札幌→山口、期限付き移籍)
田代有三(C大阪→未定、契約満了)
野村政孝(秋田→名古屋→未定、契約満了)
佐々木勇人(栃木→未定、契約満了)
斉藤大介(栃木→未定、契約満了)
山形辰徳(栃木→未定、契約満了)
山越享太郎(栃木→未定、契約満了)

【了】

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