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ミラン指揮官、大一番での本田起用を強く示唆「プレーさせようと思っていた」

text by 編集部 photo by Getty Images

本田圭佑
ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】

 ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、現地時間12日に行われるセリエA第16節のローマ戦で、日本代表FW本田圭佑を先発に起用することを示唆している。11日付の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリア複数メディアが指揮官のコメントを伝えた。

 今シーズンはミランで出場機会が激減し、1月の移籍市場での他クラブ移籍も盛んに噂されている本田だが、前節クロトーネ戦では5試合ぶりに出場。残り10分から交代で送り出されると、2-1の逆転ゴールに繋がるプレーを見せ、短い時間で一定の貢献を果たした。

 11日の練習では先発組でテストされ、ローマ戦では6試合ぶりの先発に起用されるのではないかという見方が強まっている。モンテッラ監督は同日の会見で、「選手たちの間には強い一体感がなければならない。できるだけ多くの選手たちを関与させたいというのが私の考えだ」と述べ、本田も含めて出場機会の少ない選手たちの起用にも意欲を見せている。

 より具体的に、本田がベンチスタートになるかどうかと質問を受けると、「明日はまさに彼をプレーさせようと考えていたが、そのタイミングでそういう質問をするのか」と回答。先発での起用を強く示唆した。

 一方でモンテッラ監督は、MFジャコモ・ボナベントゥーラとFWカルロス・バッカがローマ戦を欠場することを明言。前節も欠場していた2人には「無理をさせないことを決めた。次の試合までに回復してくれることを願いたい」と述べた。

 ローマとミランは同勝ち点で首位ユベントスを追っており、12日の試合は王者への挑戦権を懸けた重要な一戦となる。本田にとっても、今季の苦しい流れを一変させるチャンスとなるかもしれない。

【了】

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