元マンチェスター・ユナイテッドGKのピーター・シュマイケル氏は、古巣に対してウェスト・ハムのフランス代表MFディミトリ・パイェの獲得を勧めている。英『スカイ・スポーツ』の番組で語ったとして10日付の同国複数メディアが伝えた。

　昨季プレミアリーグでの活躍で評価を高め、EURO2016でも好プレーを見せたパイェに対しては、多くのビッグクラブからの関心が噂されている。ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督もパイェを高く評価し、獲得を望んでいると報じられていた。

「彼は間違いなくユナイテッド（に合う）タイプの選手だ」と、かつてユナイテッドの守護神として活躍したシュマイケル氏は話している。「ファンやクラブを喜ばせ、クラブの伝統に沿うよう、モウリーニョは少しやり方を変えるべきだと思う。そういう兆候は見せつつある」と述べ、”魅せる”選手こそがユナイテッドらしい選手だと主張した。

　FWズラタン・イブラヒモビッチもそういう選手の一人だとシュマイケル氏は語った。「モウリーニョが（古巣）チェルシーにいたとすれば、おそらく彼のような選手は獲得しなかっただろう。だが彼はユナイテッド的な、サポーターが見たいと思うような選手だ」

　パイェの獲得には3500万ポンド（約50億円）以上という大金が必要になるとみられていたが、下位に低迷するウェスト・ハムが降格するようなら、来夏には安価で引き抜くことが可能になるかもしれない。英紙『タイムズ』は、パイェとウェスト・ハムとの契約には、チームが降格した場合に1500万ポンド（約21億円）で移籍できるという条項が設けられている模様だと報じている。

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