フットボールチャンネル

名古屋、白熱の展開制しG大阪に勝利。新エース含む“ブラジル人トリオ”が躍動

text by 編集部 photo by Getty Images

20180224nagoya1_getty
名古屋のMFガブリエル・シャビエル【写真:Getty Images】

【ガンバ大阪2-3名古屋グランパス 明治安田生命J1リーグ第1節】

 24日、明治安田生命J1リーグ第1節の試合が行われ、ガンバ大阪がホームに名古屋グランパスを迎えた。

 今季からレヴィー・クルピ監督による新体制に入ったG大阪は、今季高卒で加入の福田湧矢と市丸瑞希の若手2人が2ボランチの4-2-3-1を採用。一方、J1昇格組の名古屋グランパスは、ブラジルのコリンチャンスから新たに加入したジョーが先発し、4-4-2のシステムでスタートした。

 攻撃的な両者の一戦。先に攻勢に出たのは、ホームのG大阪だった。13分、左サイド裏に抜けた倉田秋がマイナスのパスを出すと、ペナルティエリア内で待っていた遠藤保仁がこれを冷静に合わせ先制に成功する。

 先制され攻撃に出なければならなくなった名古屋は、ガブリエル・シャビエルや和泉竜二らテクニカルな選手中心にポゼッションを高めながらゴールに迫った。すると26分、中央を突破した和泉からジョーがパスを貰うと、そのジョーからのパスをペナルティエリア内でシャビエルが合わせ、名古屋が同点に追いついた。

そしてその勢いのまま、名古屋は逆転に成功する。51分、左サイドのフリーキックをシャビエルが蹴ると、中でこぼれたボールにウィリアン・ホーシャが反応。すぐさまそれに反応し、右足で押し込んだ。

 G大阪は、ボランチの市丸や右サイドに入ったファン・ウィジョが躍動。69分には、今季から飛び級でチームに加入している17歳の中村敬斗がピッチに入った。

 すると79分、G大阪にチャンスが訪れる。右サイドの裏で中村のパスを受けたオ・ジェソクが中へクロス。ペナルティエリア内で待っていた長沢駿がヘディングで合わせゴールを決めた。

 このまま試合が終わると思われたが、84分、名古屋の新エースが試合を決めた。カウンターの流れから中央でスルーパスに反応したジョーが、キーパーとの1対1を冷静に決め、チームに決勝点をもたらした。

 白熱の展開となった両者の一戦はそのまま2-3で終了。昇格組の名古屋が勝ち点3を獲得した。

【得点者】
13分 1-0 遠藤保仁(ガンバ大阪)
26分 1-1 ガブリエル・シャビエル(名古屋グランパス)
51分 1-2 ホーシャ(名古屋グランパス)
69分 2-2 長沢駿(ガンバ大阪)
84分 2-3 ジョー(名古屋グランパス)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top