フットボールチャンネル

仏クラブが勝利後に大荒れ…。選手無断放出に監督が激怒して解任。選手は練習ボイコット

text by 編集部 photo by Getty Images

グスタボ・ポジェ
ボルドーのグスタボ・ポジェ監督【写真:Getty Images】

 フランス・リーグアンのボルドーが17日、グスタボ・ポジェ監督を事実上の解任とした。ステファン・マルタン会長のコメントを、フランス『レキップ』などが伝えている。

 ポジェ監督率いるボルドーは、16日にヨーロッパリーグ予選でウクライナのマリウポリと対戦。2試合合計5-2で勝ち上がりを決めた。だが、その夜にクラブ内で大きな騒動が起きている。

 これはポジェ監督の試合後の発言に起因している。ボルドーはFWガエタン・ラボルドをモンペリエに放出したが、ポジェ監督はクラブから聞かされていなかったそうだ。

 試合後の会見で指揮官はラボルド放出について問われると、広報が遮った。しかし、「止めるかどうかを決めるのは私だ」と割って入り、こう話している。

「幸せではない。このクラブに来て最悪の日だ。ガエタン・ラボルドの放出は恥だ。明日、オーナーに説明を求める。11時35分に着いたらラボルドはおらず、彼はモンペリエにいた。誰も私に何も言ってこなかった。辞任? まだ分からない」

 この騒動を受けて17日にマルタン会長が会見を行った。クラブの発表によると、ポジェ監督は1週間の仮の解任となる。ただし、新監督探しは始まっているとのこと。同会長は、「彼は行きすぎた。昨日、彼は自分がトップだと勘違いした。トップは私だ」と述べている。

 ポジェ監督の代役としてエリック・ベドゥエ氏が暫定的に指揮を執ることも発表となっているが、報道によると、一部選手は監督解任に納得しておらず、練習参加に難色を示している。

 現役時代にチェルシーなどでプレーしたポジェ監督は、今年1月からボルドーを率いている。リーグアンは開幕したばかりだが、予期せぬ形で指揮官がかわるかもしれない。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top