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STVV、今夏は日本人選手獲得なし。昨季6人所属は「多すぎた」と会長

text by 編集部 photo by Getty Images

鎌田大地、冨安健洋
鎌田大地、冨安健洋【写真:Getty Images】

 ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)は、今夏の移籍市場では新たな日本人選手を獲得することは考えていないという。ダビド・メースケンス会長が地元紙『HBVL』に語ったとしてベルギー『voetbalkrant』が伝えた。

 2017年11月に日本のDMMが経営権を取得したSTVVは、積極的に日本人選手の補強を進めてきた。2018/19シーズンにはDF冨安健洋、小池裕太(3月から鹿島アントラーズに期限付き移籍)、MF遠藤航、関根貴大、FW鎌田大地、木下康介と実に6人の日本人選手が所属していた。

 チーム最多の15得点を挙げた鎌田や、不動のCBとして守備を支えた冨安などを中心に、日本人選手たちはチームの好成績に貢献。STVVは6位以内でのPO1 (優勝プレーオフ)出場こそ惜しくも逃したものの、過去9年間では最高成績となる7位でレギュラーシーズンを終えた。

 だがメースケンス会長は、「これ以上日本人選手を獲ることはない。実際のところ、昨夏は多くの選手を獲りすぎた」とコメント。「ベルギー人選手を求めている。さらに言えば(地元)リンブルフの選手を」と述べ、地元重視への方針転換を主張している。

 昨季在籍した日本人選手たちのうち、鎌田と関根はレンタル満了により一旦ドイツへ戻ることになる。高い評価を受けている冨安は他クラブへの移籍が盛んに噂され、遠藤も先月の時点でSTVV残留は「五分五分」だとベルギーメディアに話していた。

【了】

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