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イタリア選手協会会長はセリエA中止を主張。無観客試合で再開決定も…

text by 編集部 photo by Getty Images

ダミアーノ・トンマージ
【写真:Getty Images】

 イタリアサッカー選手協会(AIC)の会長を務める元同国代表MFのダミアーノ・トンマージ氏は、新型コロナウイルス感染の影響によりセリエAの試合開催を中止するべきだと訴えている。イタリア『ANSA通信』などが伝えた。

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 新型コロナウイルス拡大による感染者や死亡者が急増し、緊急事態に陥っているイタリア。セリエAでも先週末までの2週間に計10試合が延期となっていたが、今週末からは無観客試合の形で日程を進めていくことが決定されている。

 だが状況は深刻さを強めており、ウイルス感染が最も拡大している北部地域の“封鎖”も行われる見通しとなった。ミラノなどのあるロンバルディア州と、その他に感染の広がっている周辺の11県について、仕事や緊急の要件などにより必要な場合を除いては他地域との出入りが禁じられることになる。

 サッカー選手やチーム関係者については、試合を無観客で開催する限りは上記地域の出入りも認められる。だがトンマージ会長は「リーグ戦を止めよう!他に何がある?サッカーを止めよう!」と公式SNSでリーグ中止を訴えかけた。

「状況は非常に深刻だ。対処しなければ感染は止まらない危険がある。今こそリーグ戦を止める時だろう」と同会長はコメント。試合開催による選手やスタッフの移動が感染拡大に繋がる恐れがあるとして、無観客試合ではなく中止すべきだという考えを示している。

【了】

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