FC東京、2014補強診断。戦力は充実、イタリア式で今季こそ中位脱却を目指す

2014年02月16日(Sun)14時55分配信

text by 後藤勝 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography , Kenzaburo Matsuoka
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ほぼ同等の互換か、外国籍選手

 そして過去二シーズン指揮を執り、退任したランコ・ポポヴィッチ監督とともに長谷川アーリアジャスールがセレッソ大阪へと完全移籍。2013シーズン終盤はトップ下でプレー、Jリーグ月間MVPに輝くなど、攻撃の核として機能していた長谷川の流出には、FC東京ファンもかなりネガティヴな反応を表している。

 体制一新となる今シーズンはイタリアからマッシモ・フィッカデンティ監督、ブルーノ・コンカ コーチ、エルメス・フルゴーニGKテクニカルアドバイザーが入閣。内容よりも勝点を重視し、より勝負強いチームへの変革を志すこととなる。

 昨シーズンの東京は首位のサンフレッチェ広島を10上回る61得点を記録。しかし失点は広島の29に対し47と18も多かった。勝てる試合を取りこぼしたことが、首位との勝点差9という結果につながっている。

 1-0ではなく常に2-1以上で勝つ得点力は身についたが結局はいつもと同じ8位に終わり、中位からの脱却はならなかった。

 大物選手を補強して不足ポジションに当てるという強化ではなく、根底からチーム力を高め、これまでの中位体質を払拭し、勝点1、失点1にこだわるサッカーで上位への進出を果たすことが、今シーズンのテーマとなる。

 外国人枠とアジア枠が空いており、今後追加される可能性もあるが、ひとまず外国籍選手はエドゥーとマテウスのブラジル人ふたりという陣容でスタートする。

 身長187センチのチャンが移籍したぶんの穴は190センチのマテウスが埋める。185センチの吉本一謙も故障が癒え、今シーズンは始動から全体メニューを消化。高さの点で不安はない。

 チャンも韓国代表にまで登りつめたとはいえ、高速二次元移動タイプの加賀健一と併用されていた選手。その加賀、徳永悠平、森重真人、太田宏介も健在で、バックラインは十分に計算できる。

 そしてフォワードのエドゥー。ストライカーの彼と中盤でプレーすることが多かったルーカスとでは厳密には同じタイプとは言いがたいが、10点以上を決めるブラジル人選手という意味では同等の力を持っていることはまちがいない。ツボを抑えた補強で、外国籍選手のレベルは維持できている。

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