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今年のJ1はGK移籍が相次ぐ。中村、秋元ら守護神が大移動

text by 編集部 photo by Getty Images

今年のJ1はGK移籍が相次ぐ。中村、秋元ら守護神が大移動
今季のJ1は多くのGKが新天地でプレーすることになる【写真:Getty Images】

 2016年も新年が明けて数日が経ったが、今季のJ1はGKの移籍が相次いでいる。

 上位の広島、G大阪、浦和にはそれぞれ絶対的な守護神がいるため目立ったGKの移籍はなかったが、その他のクラブでは多くのGKが新天地を求めた。

 FC東京はオーバートレーニング症候群と診断された権田修一の復帰目途が立っておらず、夏に加入したブラダ・アブラモフは契約満了により退団が決定。今季の守護神は湘南から獲得した秋元陽太が務めることになりそうだ。

 昨季は期限付き移籍していたJ2の福岡でブレークを果たし、J1昇格の立役者となったU-23日本代表GK中村航輔は所属元であった柏へ復帰。代わりに2008年から在籍していた菅野孝憲が京都へと移籍した。

 同じくU-23日本代表の櫛引政敏は鹿島への期限付き移籍が決定した。佐藤昭大が熊本へ移籍したため、鹿島一筋の曽ヶ端準と正GKの座を争わなければならない。

 名古屋は高木義成が岐阜へ移籍した後釜に、荻晃太(甲府)と武田洋平(大分)の2選手を獲得。楢崎正剛という経験豊富なGKが君臨しているが、この元日本代表守護神の牙城を崩すことはできるだろうか。

 また、今季のJ1は韓国人GKを見る機会が多くなりそうだ。川崎FはKリーグの水原三星から韓国代表GKチョン・ソンリョン、神戸は蔚山現代から同じく韓国代表のキム・スンギュが加入。中村が柏に復帰した福岡は、釜山アイパークから獲得したイ・ボムヨンがゴールを守ることになるとみられる。

 2014年も西川周作(広島→浦和)、東口順昭(新潟→G大阪)、林卓人(仙台→広島)など多くのGKが移籍しており、今年はそれと同等またはそれ以上の動きがあるシーズンになるかもしれない。

 もちろん、Jリーグの移籍市場は3月末まで開いているためさらなるGK移籍の可能性はある。2016年は“守護神交代”の1年となるのだろうか。

【了】

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