ブラジルの消えた逸材5人。天国から地獄へ…表舞台から姿を消したかつての天才たち

2021年05月17日(Mon)7時00分配信

シリーズ:消えた逸材5人
text by 編集部 photo Getty Images
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若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した5人のブラジル人選手を紹介する。

ネイマール以上に将来を期待されたレフティー

ガンソ
【写真:Getty Images】

MF:ガンソ
現所属クラブ:フルミネンセ


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 数年前、ブラジルの名門サントスにはネイマールと同等、あるいは以上に将来を期待された男がいた。名はパウロ・エンリケ・シャガス・リマ。一般的には「ガンソ」として知られている。優れた戦術眼、巧みなボールキープや鋭いラストパスを武器に持つクラシカルな司令塔は、20歳の若さでブラジル代表入りも経験。ネイマールと共に、未来のセレソンを担う存在になると誰もが疑わなかった。

 ただ、サントスではピッチに立てば活躍したが、負傷離脱が多かったのも事実で、継続性という意味ではやや不足していた。その影響でなかなか欧州移籍のチャンスをモノにできなかったのである。それでも、2012年に加入したサンパウロでは4年間の在籍で公式戦149試合に出場するなど活躍。再び評価を上昇させ、2016年夏、セビージャへの移籍を掴み取った。

 しかし、この移籍は完全に失敗。技術力は申し分ないガンソだったが、運動量やディフェンス意識の低さが目立ち、ヨーロッパのスタイルにまったく適応できず。ブラジル時代から多かった怪我の影響もあって、在籍2年間で公式戦出場はたったの28試合に留まっている。そして、2018/19シーズンにはアミアンへのレンタルを経験。同シーズン終了後、ネイマール以上に期待された男ガンソは欧州の舞台からひっそりと姿を消した。

 フルミネンセに加入し母国復帰したガンソは、1年目にブラジル全国選手権1部で28試合出場2得点という成績を収めたが、2年目となった昨季はコンディションが低下してプレータイムが激減。そして2021シーズンも現時点でまったくと言っていいほどゲームに絡むことができていないなど、かつての輝きは完全に影を潜めてしまっている。

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