フットボールチャンネル

欧州の消えた逸材5人。天国から地獄へ…表舞台から姿を消したかつての天才たち

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

暴行で有罪判決を受けたロストフの現10番

パベル・ママエフ
【写真:Getty Images】


MF:パベル・ママエフ
現所属クラブ:ロストフ(ロシア1部)

 トルペド・モスクワ下部組織出身であるパベル・ママエフは2007年7月にCSKAモスクワへ移籍を果たす。加入1年目は12試合の出場に終わったが、徐々に出場機会を得ることになる。カップ戦優勝などを経験した。

 2013年にはレンタル移籍を経てクラスノダールへ完全移籍。だが、暴行事件がきっかけで挫折を味わうことに。2018年10月、ママエフは友人5人らと路上で騒いでいるところをTV局のドライバーに注意されたが、逆上し暴行を加えた。さらにその後、カフェでロシア産業貿易省の職員にも暴行を加え逮捕されることになった。

 ママエフは禁錮17ヵ月の有罪判決を受け、2019年9月に仮釈放されたが、グラスノダールとの契約は解除。だが同月にはロストフと2年契約を締結し、現在は背番号10を背負っている。今季は公式戦41試合に出場2得点を記録した。

 U-21ロシア代表も経験したママエフは2010年11月のベルギー代表戦でA代表デビュー。だが、その後は中々代表に呼ばれず。2016年6月を最後にA代表ではプレーしていない。暴行事件を起こさなければ、さらなる活躍を見ることができたかもしれないと思うと残念である。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top