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ドイツの消えた逸材5人。天国から地獄へ…表舞台から姿を消したかつての天才たち

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:マルコ・マリン

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【写真:Getty Images】

MF:マルコ・マリン
生年月日:1989年3月13日
主な在籍クラブ:ボルシアMG、ブレーメン、チェルシー、セビージャ
現所属クラブ:フェレンツヴァーロシュ(ハンガリー)

 アイントラハト・フランクフルトからボルシア・メンヒェングラートバッハに移籍してトップチームデビューを果たしたマルコ・マリン。18歳だった07/08シーズンはチームが2部に降格したが、主力として活躍している。2ケタアシストを記録してチームを1部復帰へと導くと、翌シーズンも1部で2ケタアシストをマーク。170cmという身長はブンデスリーガのなかではひと際小柄だったが、アジリティと鋭いドリブルを武器とするプレースタイルからドイツのメッシと呼ばれた。

 ボルシアMGを1部昇格に導いた2008年夏、19歳の若さでドイツ代表デビューを果たし、初ゴールも決めた。20歳でブレーメンに移籍すると、メスト・エジルとともに攻撃陣の軸となっている。

 2012年夏、800万ユーロ(約9.6億円)と報じられた移籍金で、チェルシー加入が決まる。しかし、ブレーメンでプレーした最後のシーズンの終盤で負った負傷の影響で出遅れてしまった。プレミアリーグ出場はわずか6試合、わずか1年でセビージャへとレンタルされてしまった。

 マリンはこれまで9か国でプレーする渡り鳥となった。セビージャ、フィオレンティーナ、アンデルレヒト、トラブゾンスポルと期限付き移籍したが、最後までチェルシー復帰は叶わず。契約期間が残り1年となった2016年夏、27歳のマリンはギリシャのオリンピアコスに完全移籍した。その後はセルビア、サウジアラビアでもプレーし、2021年9月にはハンガリーのフィレンツェバーロシュに加入している。

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