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ドイツの消えた逸材5人。天国から地獄へ…表舞台から姿を消したかつての天才たち

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ヤン・キルヒホフ

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【写真:Getty Images】

DF:ヤン・キルヒホフ
生年月日:1990年10月1日
主な在籍クラブ:マインツ、シャルケ、バイエルン・ミュンヘン
現所属クラブ:現役引退

 ヤン・キルヒホフは地元フランクフルトの下部組織で育ち、マインツでプロキャリアをスタートさせた。世代別のドイツ代表でもプレーするセンターバックで、U-21ドイツ代表ではキャプテンを務めたこともある。195cmという並外れた長身でハイボールを次々と跳ね返していくDFだった。

 マインツでの活躍が注目を集め、22歳のときにバイエルン・ミュンヘンへと引き抜かれる。しかし、このときのバイエルンには29歳のダンテや若いジェローム・ボアテングがレギュラーを張っていた。ベテランのダニエル・ファン・ブイテンも控えており、出場機会を得られなかったキルヒホフはわずか半年でシャルケへとレンタルされた。

 しかし、その後は度重なる負傷に悩まされ、復帰したバイエルンでも戦力外状態に。16年1月にはサンダーランドに完全移籍するが、イングランドでも怪我に苦しんだ。16年12月に膝の内側半月板を断裂するなど、リハビリとの戦いは続いた。

 チャンピオンシップ(イングランド2部)のボルトンでもトップフォームは戻らず。現役生活最後の2年間はドイツの下部リーグで過ごし、2021年夏に30歳という若さで現役生活を終えた。引退後はシュトゥットガルトの下部組織で指導者を務めている。

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