フットボールチャンネル

Jリーグ 1年前

最高の指揮官は誰だ? Jリーグ外国人監督勝率ランキング1~10位。異国からやってきた名将たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

1位:ブッフバルト


【写真:Getty Images】


勝率:73.4%(98試合58勝19分21敗)
国籍:ドイツ
生年月日:1961年1月24日
在籍クラブ:浦和レッズ(2004年~06年)

 西ドイツ代表を1990年のイタリアワールドカップ優勝に導いたギド・ブッフバルトが日本にやってきたのは1994年。米国ワールドカップ後に浦和レッズに加入し、ディフェンスの中心として「Jリーグのお荷物」と揶揄された浦和を上位争いができるチームへと押し上げた。99年に現役を引退し、2002年にテクニカル・アドバイザーとして浦和に復帰する。

 04年に監督に就任したブッフバルトは、就任1年目ながら2ndステージ優勝に導き、翌年は天皇杯を制覇する。就任3年目の06年はガンバ大阪、川崎フロンターレとの三つ巴を制し、悲願のリーグ優勝を成し遂げた。

 守備能力の高い3バックを中心とした強固の守備と、ワシントンやエメルソンといった得点力の高い外国籍選手によるカウンターが特徴のチームだった。ブッフバルトは06年限りでチームを去るが、チームを引き継いだホルガー・オジェックが07年にAFCチャンピオンズリーグを制した。低迷した浦和を選手として支え、監督としてタイトルをもたらしたブッフバルトの功績は色あせない。73.4%という勝率は2位以下を大きく離す数字で、本ランキング唯一の70%超えとなった。

【了】

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

KANZENからのお知らせ

scroll top