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“青田買い”大失敗…。アーセナルで潰れた逸材5人。サッカー日本代表を震撼させた元逸材も

シリーズ:青田買いで潰れた逸材5人 text by photo by Getty Images

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早くに才能を見出され、ビッグクラブに渡る選手は少なくない。そのままスターへの階段を上がっていく選手がいる一方、満足いく出場機会を得られぬままレンタル移籍を繰り返すなど、その後のキャリアを難しくしてしまう選手もいる。今回は、アーセナルの青田買いによって潰れてしまった逸材を5人紹介する。


MF:フラン・メリダ(スペイン)

【写真:Getty Images】

生年月日:1990年3月4日
加入日:2005年7月1日(15歳)
所属元:バルセロナユース(スペイン)
通算成績:16試合2得点2アシスト


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 セスク・ファブレガスはバルセロナのカンテラ(下部組織)からアーセナルに移籍したことで大成功を収めた。そんなレジェンドと同じようなキャリアを歩むことが期待されていたのがフラン・メリダだ。

 メリダはトップチームの選手層があまりに厚いバルセロナでプレーを続けることに不安を覚え、レアル・マドリードやACミランへの移籍の噂もあった中で05年にアーセナルに加入。2007/08シーズンにトップチームデビューを果たし、当時のアーセン・ヴェンゲル監督にも「驚くべき選手だ」と、その才能を大いに期待されていた。

 ところがプレミアリーグではわずか6試合の出場に留まるなど伸び悩み、10年夏にフリートランスファーでアトレティコ・マドリードへと移籍。しかし、同クラブでも主力になることができず、ブラガやアトレチコ・パラナエンセ、オサスナなど国内外のクラブを転々。アーセナル加入当時はセスク・ファブレガスの再来のような扱いを受けていた神童だったが、結果的にキャリアで最も出場したリーグがスペイン2部となってしまったのは残念でならない。そして現在は中国スーパーリーグの天津津門虎でプレーしている。

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