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日本代表 12か月前

なぜ? 14年、日本代表で輝けなかった5人の名手。ザッケローニに評価されなかった男たち

シリーズ:日本代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:豊田陽平

豊田陽平
【写真:Getty Images】


生年月日:1985年4月11日
日本代表成績:8試合1得点
ザックジャパン成績:4試合0得点

 豊田陽平の名が広まったのは、サガン鳥栖時代だろう。2011シーズンに23得点をあげてJ2得点王になり、他クラブから注目を集めると、翌2012シーズンには19得点をマークしJ1得点ランキングで2位にランクイン。自身初のJリーグベストイレブンに選出されるなど、大きく羽を広げていた。

 その活躍が認められ、豊田は2013年のE-1サッカー選手権でアルベルト・ザッケローニ監督から招集を受けることに。日本代表デビュー戦となったオーストラリア代表戦ではいきなり2アシストをマークし3-2勝利に貢献するなど、アピールに成功している。その後、豊田は2013年8月開催のキリンチャレンジカップ2013、翌2014年開催のキリンチャレンジカップ2014にも日本代表として出場している。ブラジルワールドカップメンバー選出の可能性もあった。

 しかし、185cmの巨漢FWはブラジルW杯メンバーには選ばれず、予備登録に回った。2列目の本田圭佑や香川真司らを活かすポストプレーヤーという意味で豊田は申し分なかったが、アルベルト・ザッケローニ監督は単に身長のある選手ではなく、2列目の選手とより相性の良かった柿谷曜一朗や大迫勇也をFW枠に選出したのである。結局、豊田はザックジャパンで無得点に終わるなど、輝ききれなかった。

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