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日本版バロンドールは誰? 23/24、日本人活躍度ランキング1〜10位。最も輝いた日本人選手は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

1位:守田英正

スポルティングCPの守田英正
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年5月10日(29歳)
所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル)
23/24リーグ戦成績:29試合2得点4アシスト

 サッカー日本代表の守田英正は、ポルトガルの名門クラブ、スポルティングCPでシーズンを通して活躍した。本家のFIFAバロンドール受賞者は、主要タイトルを制したチームの中心選手であることが多い。そうした点で、ポルトガル1部リーグ優勝に貢献した守田は、このランキングのトップにふさわしいと言えるだろう。

 2022年夏にスポルティングCPに加入した守田は、2022/23シーズンにリーグ戦で6得点を挙げていたが、2023/24シーズンは2得点に減少した。

 しかし、これは役割の変化によるものであり、2023年夏に加入したヴィクトル・ギェケレシュがゴールを量産したことで、守田は前線に飛び出すことを自重し、少し後方からパスを供給するプレーが増えた。

 データサイト『FBref』によると、守田のプログレッシブパス(攻撃を前進させるパス)の1試合平均は2022/23シーズンが4.3本だったのに対し、2023/24シーズンは6.2本と増加。このデータに表れているように、低めの位置から攻撃のスイッチを入れるような役割を担ったシーンが多かったことが分かる。

 特に戦術的な賢さが光る守田は、守備力に優れるモルテン・ヒュルマンドとの相性も抜群だった。守田は巧みなポジショニングで広範囲をカバーし、ヒュルマンドが中盤のフィルター役を務めることで、チームの守備に安定感をもたらした。日本代表における遠藤航との関係にも通じるものがある。

 サッカーメディア『ブレイキング・ザ・ライン』によると、スポルティングCPのルベン・アモリム監督は「いつでもチームを助ける準備ができている選手」と守田のことを称賛している。

 “黒子役”である守田は、常にスポットライトを浴びるわけではないが、日本代表でも不動のレギュラーとしてその重要性を発揮している。

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【了】

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