オランダ2部のドルトレヒトで奮闘するファン・ウェルメスケルケン・際は、気温1℃の寒空の下で黙々とウォーミングアップを続けていた。人生で一度しかないオリンピック出場のチャンスを掴むため、若きサムライはアピールに燃えている。
ファン・ウェルメスケルケン・際――。彼はオランダで挑戦を続ける“サムライ”のひとりだ。所属するFCドルトレヒトは14/15シーズンでエールディヴィジから降格し、来季は2部を戦うが、オランダ人の父親と日本人の母親の間に生まれた際(さい)の目は、将来のビジョンを見据えている。以下、際への独占インタビューである。