今シーズンのJ2も全日程が終了した。この1年を振り返り、各クラブはどのようなシーズンを送ったのだろうか。今回は、18位でシーズンを終えた東京ヴェルディを振り返る。
今シーズンのJ2も全日程が終了した。この1年を振り返り、各J2クラブはどのようなシーズンだったのだろうか。今回はJ2を8位で終えた東京ヴェルディを振り返る。
東京ヴェルディが絶好調だ。約3年ぶりとなる4連勝をすべて完封で飾って3位に浮上し、クラブワーストの20位に甘んじた昨シーズンから一転、J1昇格争いに割り込んできた。J2全体を見渡せば、31得点こそ8位とやや物足りないが、23失点は4番目の少なさで踏ん張っている。数字の上では堅守速攻型に映るJリーグ黎明期の名門軍団はいま、日本リーグ時代から受け継がれてきたパスサッカーのDNAを再び発動させようとしている。復活の狼煙をあげるまでの舞台裏を、冨樫剛一監督に直撃した。
明治安田生命J2リーグの水戸ホーリーホック、東京ヴェルディ、FC岐阜の3チームがホーム&アウェー総当り6試合を通じて開催するコラボイベント「アニ×サカ!!」が、連休の3月21日、味の素スタジアムの東京V×水戸で初戦を迎えた。このJ2第3節の観客動員は3,514人と、第1節に12,217人を集めた東京Vにとっては寂しいものだったが、サッカーの中身と運営に於いては今後の糧とするべきヒントを得る機会になったようだ。試合前、試合中、試合後の三段階に分けてレポートする。