眞壁潔

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曹貴裁監督パワハラ問題、「退任」は正しかったのか?時系列で見る湘南ベルマーレの対応への疑問

Jリーグは今月4日、湘南ベルマーレ曹貴裁前監督のパワーハラスメント行為を認定し、クラブは8日に同氏の退任を発表した。長年に渡り地域社会に根差してきた市民クラブとして、湘南の対応は適切だったのだろうか。状況の進展を追いながら、問題点がなかったかを考えていく。(取材・文:中村僚)

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ベルマーレ・曹監督が進退を明言できない理由。「逃げるつもりはまったくない」かつて語った責任の取り方

Jリーグの記者会見が4日に行われ、湘南ベルマーレ・曹貴裁(チョウ・キジェ)監督のパワーハラスメント行為が認定された。Jリーグからはけん責と5試合の資格停止が指揮官に科されたが、同日行われた湘南の会見で、眞壁潔会長は指揮官の進退への明言を避けている。すぐに辞めるという決断を下さなかった姿勢は、状況こそ違えど、かつて指揮官自身が語った言葉を思い出させる。(取材・文:藤江直人)

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ベルマーレ・梅崎司が思う「僕たちが生きてきた証」。チームの成長を“加速”させる「責任をもったプレー」とは?

明治安田生命J1リーグ第25節、湘南ベルマーレ対浦和レッズが1日に行われ、1-1で引き分けた。3分に興梠慎三のゴールで浦和が先制したが、湘南は試合終盤に獲得したPKを途中出場の梅崎司が決めて追いついた。ビハインドの状況から追いつく試合が続くチームに対して、最年長の梅崎はチームの成長を感じるとともに、気がかりな点もあるという。(取材・文:藤江直人)

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湘南ベルマーレが断腸の思いで果たした義務。事実に向き合うクラブの対応と、調査段階の“疑惑”が報道される不可解さ

湘南ベルマーレ、曹貴裁監督によるパワーハラスメントが行われていたのではないか、という疑惑が12日、一部スポーツ紙を通じて報じられた。湘南はHP上で声明を発し、曹監督の活動自粛を決定。Jリーグの調査が終わらない中で、湘南は「守秘義務と調査に協力する義務」を果たしたが、極めてセンシティブなパワハラという案件が、まだ調査も終わっていない段階で明るみに出たという点には、疑問が残っている。(取材・文:藤江直人)

新体制発表を行った湘南ベルマーレ。MF齊藤未月(前列の一番右)とDF石原広教(齊藤の左)は幼稚園時代から一緒のチームでプレーしている

湘南のアイデンティティーを託された2人のホープ。幼稚園時からともにプレー、物語は新章へ

J2からの捲土重来を期す今シーズンの湘南ベルマーレ。菊池大介は浦和レッズ、三竿雄斗は鹿島アントラーズへと旅立ったが、希望の二文字も紡がれている。資金難に直面しても死守してきた普及・育成部門でジュニアからベルマーレひと筋で育ち、クラブのアイデンティティーを託されたMF齊藤未月とDF石原広教。同じチームでプレーすること、実に14年目を迎える東京オリンピック世代のホープを通して、ベルマーレの「これまで」と「いま」、そして「これから」を見ることができる。(取材・文・藤江直人)

湘南ベルマーレを率いる曹貴裁監督

最下位転落も貫く「湘南スタイル」。次のステップに向け、監督と経営者が共有するビジョン

湘南ベルマーレがもがき苦しんでいる。17日のアビスパ福岡戦で0-2の完敗を喫し、連敗は泥沼の「10」にまで伸びた。セカンドステージだけでなく年間総合順位でも最下位に転落したなかで、曹貴裁監督はクラブのDNAでもある「湘南スタイル」を貫くと力を込め、眞壁潔代表取締役会長は経営規模を拡大させていくことへの決意を新たにする。土壇場に追い込まれたベルマーレの現在位置を追った。(取材・文:藤江直人)

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曹監督だけでなく――。J1残留後、眞壁会長のほおを伝った熱い涙。クラブ存亡をかけた湘南15年の軌跡

3度目の挑戦で悲願のJ1残留を勝ち取った湘南ベルマーレ。クラブのアニバーサリーとして刻まれた10月17日のFC東京戦に涙を流したのは、現場を預かる曹貴裁監督だけではなかった。責任企業をもたない市民クラブとなった2000年シーズンから、ベルマーレの経営を担ってきた眞壁潔代表取締役会長もまた目頭を熱くさせていた。ほおを伝った涙には、クラブの存亡をかけてアイデンティティーを追い求めてきた軌跡が凝縮されていた。(文中一部敬称略)

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