下河原基弘

フロンターレ、多摩川クラシコ完勝の理由。準備されていた完璧な狙い、見えた3連覇への道筋

明治安田生命J1リーグ第19節、首位・FC東京対4位・川崎フロンターレ戦が14日に行われ、敵地で川崎Fが3-0と大勝した。優勝を狙える位置にいる両チームの多摩川クラシコということもあり4万2401人の大観衆が訪れた一戦は、気持ちを前面に出したアウェイチームが前線からの連動した激しい守備と素早い攻守の切り替えで圧倒。さらに緻密なスカウティングや百戦錬磨のFC東京・長谷川健太監督も読み切れなかった大胆な選手起用などで上回った。逆転での3連覇に向け、見えた王者の戦い方とは。(取材・文:下河原基弘)

FC東京、永井謙佑。ストライカーとして増す怖さと貫禄。成長の理由、日の丸を背負う効果とは

明治安田生命J1リーグ第18節、FC東京対ガンバ大阪戦が7日に行われ、ホームのFC東京が3-1で快勝した。雨が降りしきる中、持ち味の俊足だけなく、高い技術とゴール前の冷静さで2得点1アシストの活躍を見せたのがFW永井謙佑。約4年ぶりに日本代表に選出され“代表オーラ”をまとい、FWとしての歩みを進める30歳のストライカーに迫る。(取材・文:下河原基弘)

久保建英が持つ“敵をも味方にする”能力。日本代表の中心へ、天才の前に切り拓く欧州への道

明治安田生命J1リーグ第14節、FC東京対大分トリニータが1日に行われ、ホームチームがMF久保建英の2得点などで3‐1の快勝をおさめた。17歳でのラストゲームを最高の形で終えたが、日本代表に初選出されたことに加え、6月4日に18歳になることで解禁される欧州移籍も絡み、一層注目を集めている。周囲が騒がしくなる中でも結果を出し続ける若き天才の傑出した能力と、今後の見通しとは。(取材・文:下河原基弘)

サンフレッチェ、柏好文がすごすぎる! 今まさに迎える円熟期、抱き続ける日本代表への思い

明治安田生命J1リーグ第13節、浦和レッズ対サンフレッチェ広島戦が26日に行われ、広島が敵地で4‐0の大勝、リーグ戦の連敗を5で止めた。原動力は最大限の警戒をされながら、それを上回り左サイドから浦和守備陣を切り裂いたMF柏好文。以前から定評のある切れ味鋭いドリブルに加え、パス、オフ・ザ・ボールの動き、守備、スタミナなど、すべての面で違いを見せた。キリンチャレンジカップ、そして遠い南米の地、かつ招集メンバーに制約があり厳しい戦いが予想される南米選手権だからこそ、日本代表に必要だったのでは、という男のプレーと思いに迫る。(取材・文:下河原基弘)

久保建英の図抜けた感覚。名手から2戦連発、17歳にして持つ「いつもの形」と底知れなさ

明治安田生命J1リーグ第12節、FC東京対北海道コンサドーレ札幌が18日に行われ、ホームの東京が2―0で快勝した。後半14分に先制点を奪うと、試合を決定づけたのはMF久保建英。後半24分、コースを消しに来た相手DFの股の下を通す技ありのシュートを決めた。前節の磐田GKカミンスキーに続き、この試合では札幌GKク・ソンユンと名手から2試合連続で得点を挙げた17歳の図抜けた感覚に迫る。(取材・文:下河原基弘)

久保建英の“あの一撃”をひも解く。怖さ知る男の証言、17歳の何が「チームで一番」なのか

明治安田生命J1リーグ第11節、FC東京対ジュビロ磐田が12日に行われ、ホームのFC東京が1―0で勝利し首位をキープした。磐田の守備に苦しんだが、後半39分にMF久保建英がペナルティーエリア内の浮き球を、難易度の高いボレーシュートでゴールに突き刺した。森保一監督が日本代表への招集も示唆する、若き天才が見せた才能あふれる一撃を、両チームの守護神や長谷川健太監督の言葉からひも解く。(取材・文:下河原基弘)

ジュビロ、幸運だけではない勝利の伏線とは? 『攻守一体』にメド、かみ合い始めた歯車

明治安田生命J1リーグ第10節が3日に行われ、3連敗と苦しんでいたジュビロ磐田が敵地で、3連勝と波に乗っていた浦和レッズに1-0で勝利した。MF中村俊輔、FW大久保嘉人、FW川又堅碁の“ビッグ3”がスタメンを外れる中、敵8本の約2倍、15本のシュートを放つなど押し気味に試合を進めた磐田。後半アディショナルタイムに相手のミスから決勝点を奪ったが、幸運だけではなかったゴールにあったもの、そして見出した光明とは?(取材・文:下河原基弘)

久保建英、一撃必殺の切れ味。誰もが脱帽する『質の違い』、勢いをさらに加速させるには?

明治安田生命J1リーグ第9節が28日に行われ、ホームのFC東京が松本山雅FCに2-0で快勝し首位をキープした。松本の集中力の高い守備に得点を奪えなかった東京だったが、その固い扉をこじ開けるカギとなったのはMF久保建英。前半44分に絶妙のスルーパスを通して先制点を生み出すと、後半にはペナルティーエリア内で相手のファウルを誘いPKを獲得した。またもゴールに直結するプレーを披露した17歳の、一撃必殺の切れ味とは。(取材・文:下河原基弘)

ポドルスキが語った『脱却すべき状態』。バルサ化の行方、ヴィッセルが強者となるには?

明治安田生命J1リーグ第8節が20日に行われ、監督の電撃交代に揺れたヴィッセル神戸は、敵地で浦和レッズに0-1で敗れた。吉田孝行新監督の初戦は、MFアンドレス・イニエスタとFWダビド・ビジャをけがで欠きながら、ボール支配率やシュート数で浦和を大きく上回り、崩壊していた守備もミスから取られたPKによる1点のみだった。指揮官や選手の手応えや、今後の見通しは?(取材・文:下河原基弘)

世界が注目する久保建英、その成長の跡とは? “間違い”を誘う技術、敵陣以外でも増す凄み

明治安田生命J1リーグ第7節が14日に行われ、ホームのFC東京が鹿島アントラーズに3-1で勝利した。前半で3点を奪った東京だったが、試合の流れを引き寄せた2点目、3点目のロングカウンターの起点になったのは、自陣にいたMF久保建英。バルセロナなどビッグクラブも注視すると言われ、海外の報道も過熱してきた逸材が見せた、成長と凄みとは?(取材・ 文:下河原基弘)

磐田、ようやく掴んだ初勝利。序盤に見せた一工夫、2点目に象徴されるチームの決意とは?

明治安田生命J1リーグ第6節が6日に行われ、ジュビロ磐田が敵地で湘南ベルマーレに2-0で勝利。リーグトップクラスの運動量を誇る湘南に対し、磐田は質、量ともに十分な走りで対抗。さらに綿密なスカウティングで2連勝中と勢いにのる相手の強みを消し、今季リーグ戦初白星を挙げた。(取材・文:下河原基弘)

久保建英、“3階級飛び級”はあるか? 試合を動かす17歳の前に開きつつある日本代表の扉

明治安田生命J1リーグ第5節が30日に行われ、FC東京が敵地で浦和レッズに1-1で引き分けた。終了間際の失点で16年ぶりの埼玉スタジアムでの勝利とはならなかったが、この試合でも輝きを放ったのが後半17分から途中出場したMF久保建英。味方から完全な信頼を得て、敵にも認められ、試合をも動かす存在になった驚異の17歳の成長を見る。(取材・文:下河原基弘)

J最強の守備、FC東京。鉄壁の理由に迫る。ワールドクラスをも封じる“鬼に金棒”完璧な守り

明治安田生命J1リーグ第4節が17日に行われ、ホームの2位・FC東京が1位・名古屋グランパスに1-0で勝利して4年ぶりの首位に浮上した。元ブラジル代表のFWジョーを中心に快進撃を続けていた名古屋をシャットアウトした東京。第1節で圧倒的な攻撃力の川崎フロンターレ、第3節でFWフェルナンド・トーレス擁するサガン鳥栖を完封したのに続き、今季4戦で早くも3回目の無失点試合となった。昨季J王者を、そしてワールドクラスのストライカーをも封じる鉄壁の守備の理由に迫る。(取材・文:下河原基弘)

『トップ下・久保建英』という魅力。1を3に、FC東京が持つ絶対にして最大のプランB

明治安田生命J1リーグ第3節が10日に行われ、ホームのFC東京がサガン鳥栖に2-0で勝利した。10人になっても堅い守備を崩さなかった鳥栖の、今季初勝ち点への思いを打ち砕いたのが1人の天才のポジション変更。堅守速攻がベースのFC東京が手に入れたプランBが、ゴールが絶対に欲しい場面での切り札となり、勝ち点0を1に、1を3に変える。(取材・文:下河原基弘)

「マンCに近い」札幌に日本代表DFも脱帽。魅惑のトライアングルが牽引、完勝への2つの肝

明治安田生命J1リーグ第2節が2日に行われ、北海道コンサドーレ札幌が敵地で浦和レッズに2-0と快勝した。かつて指揮を執ったクラブの本拠地でミハイロ・ペトロヴィッチ監督体制2年目の札幌が躍動。「一言で言えば完敗です」と浦和の日本代表DF槙野智章に言わしめるほど圧倒した。驚異的なパフォーマンスを見せた前線の3人やチームの連動性について、指揮官やMFアンデルソン・ロペス、DF福森晃斗らの言葉で見ていく。(取材・文:下河原基弘)

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