金崎夢生が酒井高徳から受けた“ブンデスリーガの洗礼”

2013年02月24日(Sun)16時59分配信

text by 河治良幸 photo Ryota Harada
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酒井から与えられたステップアップのための宿題

 金崎が右に流れ、代わりにフランツがタスキの横を突こうとする場面でも、しっかり間隔を詰めて対応していた酒井だが、彼がセンター寄りの守備を柔軟に実行できたのは、前のポジションに当たる右ウィングのハルニクが、ニュルンベルクの左サイドバックであるピノラの攻撃参加をしっかりけん制していたからだ。

 そのため酒井はディフェンスラインの動きや金崎のポジショニングを考えながら、ライン際だけでなくセンター寄りのエリアをケアすることができたわけだが、酒井もハルニクも2日前のゲンク戦でフル出場していたにもかかわらず、この2人の守備における仕事は目を見張るものがあった。

 見方を変えると、金崎は同じ日本人の酒井によって“ブンデスリーガの洗礼”を受ける形となったが、ある程度の自由な役割を与えられている中でも、もっとピノラと共に左サイドをうまく使いながら、機を見てタスキと酒井高の間を狙う動きを出していければ、より効果的にチャンスに絡むことができたかもしれない。

 ダイナミックな動き出しはブンデスリーガでも迫力があるだけに、その特徴を発揮して決定的なフィニッシュに結び付けるための引き出しを、周りの選手とともに作っていきたいところだ。ある意味、酒井によって更なるステップアップのための宿題を与えられた様な形だ。

【了】

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