元鹿島監督オリベイラ「ブラジルに勝利する可能性もあった。両国に大差はない。今こそヤマトダマシイを発揮しろ」

2013年06月17日(Mon)12時57分配信

text by 沢田啓明 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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ブラジルとの差は未来永劫埋まらないわけではない

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長友佑都【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

――試合後、長友が「日本とブラジルとは、中学生とプロくらいの差がある」「これまで『W杯優勝を目指す』と言ってきたが、腹を抱えて笑われても仕方がない」という意味の発言をしました。

「ええっ…。それは本当か?」

――本当です。

「だとしたら、白旗を上げたに等しいじゃないか。それは、プロ選手なら決して言ってはならない。仮にそう思ったとしても言うべきではないし、第一、それは正しくない。日本代表の選手は、中学生でも高校生でもない。全員が立派なプロ選手だ。

 また、過去8ヶ月間でセレソンに2度大敗したといっても、両国の実力に大差があるわけではない。もちろん、すぐに埋まるような差ではないが、かといって未来永劫、埋まらない差ではない」

――次のイタリア戦に向けて改善すべき点は?

「自力で決勝トーナメントに進出するためには、勝つしかない。まず、敗戦のショックから立ち直ること。憲剛(中村)、細貝、乾らフレッシュな選手を起用するのもいいだろう。ただ、いくら勝利が必要だからといって、無謀な攻めはしない。

 前半は少し引き気味になってもいいからしっかり守り、後半に勝負をかける。先制して精神的に優位に立つのが最良のシナリオだが、仮に先制されても粘り強くプレーして、僅差の試合に持ち込み、チャンスを確実に決める。

 決定機が一度しかなくても、それを決めて1-0で勝つこともあるのがフットボールだ。ブラジル戦にして、押し込まれる時間帯が長かったとはいえ、日本にも決定機が少なくとも2回あった。ということは、2点取る可能性があったということ。

 イタリア戦でも、必ず決定機はある。それを決めればいい。単純な話だ。日本の状況は厳しいが、だからこそ、選手たちは自分が大きく成長できるための絶好の機会と捉えたらいい。彼らには、『今こそヤマトダマシイを発揮しろ』と言いたい」

【了】

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