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【クロアチア代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


ルカ・モドリッチ
生年月日:1985年9月9日(37歳)
所属クラブ:レアル・マドリード/スペイン
22/23リーグ戦成績:13試合出場/3得点
代表通算成績:154試合出場/23得点

 今大会が4大会目の出場となり、クロアチア代表として歴代最多出場記録を更新し続けている37歳の現役レジェンド。年齢による衰えを感じさせる部分もあるが、それでもすべてにおいて平均値以上のクオリティを見せる。抜擢された若手らの精神的な支柱となる役割も求められるが、決定機を作り出す芸術的なプレーで有終の美を飾りたい。

マテオ・コバチッチ
生年月日:1994年5月6日(28歳)
所属クラブ:チェルシー/イングランド
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点
代表通算成績:83試合出場/3得点

 ハリルホジッチ氏に才能を見出され16歳でプロデビューした天才も28歳となり、最高に熟した状態で3回目のW杯に挑む。左右へパスを散らしながらゲームを支配する能力は一級品で、効果的にドリブルを駆使してボールを相手ゴール前へと運ぶ。モドリッチと比べられることが多々あり、直接的に得点に絡む力が劣っていると評されている。

マルセロ・ブロゾビッチ
生年月日:1992年11月16日(30歳)
所属クラブ:インテル/イタリア
22/23リーグ戦成績:9試合出場/2得点
代表通算成績:76試合出場/7得点

 モドリッチ、コバチッチとともに最高級の中盤を形成するひとりで、中盤の底を定位置にする。攻守に安定感をもたらすプレーメーカーで、クラブでも代表でも不可欠な存在となっている。9月下旬にハムストリングを負傷。一時は本大会出場も危ぶまれたが、11月に入って戦列へ復帰した。完全復調とは言い難い状態ながらも本大会に臨む。

マリオ・パシャリッチ
生年月日:1995年2月9日(27歳)
所属クラブ:アタランタ/イタリア
22/23リーグ戦成績:13試合出場/1得点
代表通算成績:42試合出場/7得点

 19歳でチェルシーに引き抜かれるもレンタル移籍を繰り返し、その4年後に所属したアタランタの地で花を咲かせる。攻撃的なタスクを担う中盤でのプレーを得意とし、クラブではトップ下やセントラルMFを務めることが多い。しかし、その位置に最高水準の選手がそろう代表では序列を変えられず、ウイングが主戦場となっている。

ニコラ・ヴラシッチ
生年月日:1997年10月4日(25歳)
所属クラブ:トリノ/イタリア
22/23リーグ戦成績:14試合出場/4得点
代表通算成績:41試合出場/7得点

 19歳のときにチェルシーやアーセナルからのオファーがあったというが、走高跳でリオ五輪に出場する姉を手助けしたいという理由で海外挑戦を見送ってメダル獲得に寄与した。その翌年にエバートンへ移籍し、今季からイタリアの地に活躍の場を求めている。中央を主とする攻撃的MFだが、代表ではウイングとしての起用が多い。

ロヴロ・マイェル
生年月日:1998年1月17日(24歳)
所属クラブ:レンヌ/フランス
22/23リーグ戦成績:12試合出場/1得点
代表通算成績:10試合出場/3得点

 次世代のクロアチア代表を担うタレントのひとり。テコンドー王者だった父の意思にあらがい、サッカーに熱中する。18歳でトップチームデビューを果たし、翌シーズンにはリーグ戦で11得点を挙げてベスト・ヤング選手賞を受賞している。2ライン間に進入してから決定機をつくり出すスルーパスを得意とする天才肌のレフティー。

クリスティアン・ヤキッチ
生年月日:1997年5月14日(25歳)
所属クラブ:フランクフルト/ドイツ
22/23リーグ戦成績:13試合出場/1得点
代表通算成績:4試合出場/0得点

 昨年10月の初招集から1年超が経過しているが、これまでのフル出場は1試合のみという経歴のサプライズ人事。レンタル移籍を経て今季からフランクフルトと正式に契約した守備的MFだが、クラブでは右SBや3バックでの最終ラインを務めることもある。スピードを生かしたプレッシャーで相手を追い詰めてボールを刈り取る。

ルカ・スチッチ
生年月日:2002年9月8日(20歳)
所属クラブ:ザルツブルク/オーストリア
22/23リーグ戦成績:11試合出場/0得点
代表通算成績:3試合出場/0得点

 オーストリアで生まれ育った新星。A代表初招集から約1年が経った中で、出場時間がわずか15分間ほどで本大会行きの切符を勝ち取った。「あこがれの選手はモドリッチ」と公言しているだけあってそのプレースタイルもよく似ており、多彩なキックで決定機を演出しつつ自らもゴール前に顔を出して得点を狙う左利きの攻撃的MF。

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