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アーセナル、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人。総額122億円、大金を無駄にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ高額移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ヘンリク・ムヒタリアン

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【写真:Getty Images】

生年月日:1989年1月21日
移籍金:3400万ユーロ(約41億円)
在籍期間:2018年冬~19年夏
リーグ戦成績:36試合8得点8アシスト

 プロサッカー選手の父を持つヘンリク・ムヒタリアンは、母国アルメニアでプロキャリアをスタートさせた。ウクライナのシャフタール・ドネツクを経由して、ドイツのボルシア・ドルトムントへ。香川真司、ピエール=エメリク・オーバメヤン、マルコ・ロイスとの攻撃陣はファンタスティック4と呼ばれ、トーマス・トゥヘル監督が指揮を執るチームの代名詞ともなった。3年間プレーしたドルトムントでは公式戦41得点49アシストという数字を残している。

 創造性をもたらす攻撃的MFで、テクニックと献身性を備えている。マルチリンガルとしても有名で、8か国語を話すことができる。これまで住んだことのある国の言語を習得しているという。

 16年夏にはジョゼ・モウリーニョ監督が就任したマンチェスター・ユナイテッドに移籍する。しかし、プレミアリーグへの適応に苦しみ、ドイツ時代はほとんどなかった怪我を繰り返した。18年1月にはアレクシス・サンチェスとのトレードでアーセナルに移籍。アーセン・ベンゲル監督の下では結果を残した試合もあったが、ウナイ・エメリ監督がやってきた18/19シーズンは再び怪我に泣かされた。

 19/20シーズンの開幕直後にローマへの期限付き移籍が決まる。怪我に悩まされた時期もあったが20/21シーズンは13得点11アシストと大活躍。19/20シーズン限りでアーセナルとの契約が満了となり、完全移籍へ移行している。2022年からはインテルへ移り、見事な存在感を示しているところだ。

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