下田北斗がスーパーゴール
FC町田ゼルビアは27日、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会の準々決勝で鹿島アントラーズと対戦し、3-0で完勝した。この試合では、ボランチの位置で先発した下田北斗がダメ押しとなる3点目をマーク。その得点は、自陣から決めた衝撃のロングシュートだった。
公式戦12戦無敗と好調を維持する町田が、本拠地「町田GIONスタジアム」に鹿島を迎えた一戦。Jリーグの舞台でも優勝を争う両チームの戦いは、ホームチームが15分に、増山朝陽がコーナーキックから頭でネットを揺らし、先制に成功する。さらに6分後には、藤尾翔太が追加点をマーク。2点リードで前半を折り返す。
そして迎えた後半開始直後の46分、背番号「18」が得意の左足でゴールネットを揺らす。樋口雄太のパスを自陣でカットした下田がセンターサークル内から、迷わず左足を振り抜くと、綺麗な弧を描いたシュートは、GK早川友基を超えてゴールに吸い込まれた。約60mの位置から蹴り込んだそのスーパーゴールは、判断力とキック精度が光った衝撃の一発だった。
その後も内容的にも圧倒した町田が3発快勝。クラブ史上初の天皇杯ベスト4入りを果たした。
