多くの観客を呼び込むために、多くのサッカークラブにとってスタジアムの立地は重要事項だ。市街地から離れている場所に人を呼び込む場合は、アクセス向上に不断の努力を求められる。今回はJリーグ全クラブを対象に、最寄駅からスタジアムまでの徒歩所要時間を『Googleマップ』で調査し、駅近TOP10を紹介する。[2/5ページ]
9位:横浜F・マリノス

【写真:Getty Images】
ホームスタジアム:日産スタジアム
最寄り駅:小机駅
最寄駅から徒歩:約10分
横浜F・マリノスの本拠地である日産スタジアムはJクラブの本拠地として抜群のアクセスを誇る。
最寄りは小机駅だが、新横浜駅からも約11分の距離にある。
駅単位で考えても、強固な交通網を備えている。
小机駅にはJR横浜線しか通っていないが、新横浜駅は関東でも有数の要衝だ。
東海道新幹線をはじめ、様々な路線が乗り入れている。遠方から電車で日産スタジアムを目指すアウェイチームのサポーターも、交通面で困ることはないだろう。
しかしその巨大さ(収容人数71,624人)ゆえに、不便さを感じる可能性もある。
各駅から“スタジアムに着く”まではそれほど時間がかからないが、席に辿り着くまでもうひと苦労する場合もある。混雑の可能性とあわせて、+αで所要時間を見積もりたい。
また、同スタジアムは複合競技場である上に、1階席の傾斜がゆるやかでピッチまでの距離が遠い。
2階席に至っては選手の背番号を肉眼で特定するのが難しく、観戦環境については注意が必要だ。
すべてを網羅したスタジアムというわけではないが、マリノスの本拠地は交通の利便性においては比較的恵まれている。