14日に行われたブラジル代表との国際親善試合で、歴史的な初勝利を手にしたサッカー日本代表。しかし、世界には未だ一度も勝利を挙げたことのない国が存在する。今回は、日本代表の歴史において未勝利が続く国を紹介する。※戦績は『Transfermarkt』を参照。3試合以上戦った国が対象
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ルーマニア代表

対戦回数：4回
戦績：0勝1分3敗
最後の対戦：2003年10月11日

　これまで過去4度対戦した東欧の古豪、ルーマニア代表との対戦成績は1分3敗となっている。

　公式戦での対戦は未だ無く、全て親善試合となっているが、過去敗れた3戦はいずれも大差をつけられる結果となった。

　初対戦は51年前の1974年7月まで遡る。長沼健監督率いる日本代表は1-4で完敗を喫した。

　その8年後、両国は再び対戦することとなった。

　ヨーロッパゴールデンシューを2度受賞し、母国の名門ディナモ・ブカレストで通算207得点をマークしたドゥドゥ・ゲオルゲスクにゴールを許すなど、再び4失点で完敗した。

　この時は中3日で再戦し、2戦目でも、ゲオルゲスクの2ゴールの活躍により1-3で敗れている。

　そこから21年の時を経て、2003年に再び相まみえている。

　ジーコ監督率いる日本代表は、小野伸二、中村俊輔、中田英寿といったタレントを擁して難敵に健闘し、柳沢敦の同点ゴールで1-1のドローに持ち込んだ。

　しかしそれ以降、1度も対戦が無い。

　最新FIFAランクは51位と決して上位ではないが、ルーマニアのレジェンド、ゲオルゲ・ハジを父に持つヤニス・ハジをはじめとするタレントが揃うチームは、実力がひしめくヨーロッパの中でも存在感を放っている。

　現在行われているFIFAワールドカップ（W杯）26・欧州予選では首位オーストリア代表と5ポイント差の3位につけており、本大会出場も十分視野に入る状況だ。

　W杯本大会で対戦することがあれば、日本代表にとって厄介な相手となることは間違いないだろう。

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【了】