史上最強との呼び声が高いサッカー日本代表は、2026 FIFAワールドカップ(W杯)で優勝を目標に掲げ、14日の国際親善試合でブラジル代表に初勝利を収めた。では、これまでで最も結果を残したのはいつの代表だったのか。今回は年間の勝率をランキング化して紹介する。※戦績は『Transfermarkt』を参照。
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5位:1996年
勝率:75.0%
成績:9勝0分け3敗
監督:加茂周
サッカー日本代表の年別勝率ランキングで、20世紀から唯一トップ10入りしているのが1996年だ。加茂周監督率いるチームは、12試合で9勝3敗の戦績だった。
1996年といえば、U-23日本代表がアトランタ五輪でU-23ブラジル代表を破った「マイアミの奇跡」が語り継がれているが、A代表もその年、着実に勝利を重ねていた。
1994年末に就任した加茂監督は、1998 FIFAワールドカップ(W杯)出場権を目標にチーム作りを進め、この年はまさにベースを構築する段階にあった。
ラモス瑠偉や柱谷哲二といったベテランが徐々に外れ始め、世代交代が本格化した。
2月に2試合行われたオーストラリア代表戦は1勝1敗。初戦は高木琢也の2得点などで4−1の快勝、第2戦では0−3と完敗を喫した。続くスウェーデン代表戦は1−1の引き分けもPK戦で敗れたため、敗戦扱いとなっている。
5月には国立競技場でユーゴスラビア代表と対戦。当時名古屋グランパスに在籍していたドラガン・ストイコビッチやACミランのデヤン・サビチェビッチを擁する強敵だったが、三浦知良のゴールで1−0の勝利を収めた。
8月のウルグアイ代表戦でも、三浦の2得点などで5−3の勝利を挙げ、自信を深めた。
その勢いを保ったまま、12月のAFCアジアカップへ。シリア代表、ウズベキスタン代表、中国代表に3連勝してグループステージを突破したが、準々決勝でクウェート代表に0−2で敗れ、ベスト8止まりに。
2大会連続優勝には至らなかったものの、勝率の面では歴代屈指の一年だった。
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