FIFAワールドカップ2026の組み合わせ抽選会が現地時間5日に行われ、日本代表はオランダ、チュニジア、そして欧州プレーオフB勝者(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)と同組のグループFに入った。それを踏まえ、米メディア『ESPN』は10日、各組の注目試合について分析を行っている。
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サッカー日本代表、優勝候補ドイツを苦しめた過去も
日本は今回、2022年のワールドカップで経験したような優勝候補のドイツ、スペインと同組になる“死の組”を回避することはできた。
しかし、FIFAランキング18位の日本、7位オランダ、40位チュニジア、さらに欧州プレーオフから28位ウクライナか31位ポーランドが参加することになれば、全て40位以内のチームが揃うことになる。
場合によっては、12グループの中で最もランキングの平均値が低い組となる可能性もあり、非常に実力が拮抗した組み合わせとも言える状況だ。
同メディアはグループ最終順位として、1位オランダ、2位日本、3位欧州プレーオフ、4位チュニジアと予想しているが「もちろん、W杯では何が起きても不思議ではない」と見ている。
オランダについて「彼ら以外にグループ首位に立つのは考えられない」としつつ、日本に関しては「間違いなく“要注意のダークホース”と言える存在だ。
カタール大会のグループステージではスペインを撃破しており、また今年3月には非開催国として最も早く来夏の本大会出場を決めた。
レアル・ソシエダの久保建英やブライトンの三笘薫など、卓越した技術を持つ選手も揃っている」との評価を下した。
また、最下位予想のチュニジアについても「ノックアウトステージに進む姿は想像しにくいが、2022年には最終的に準優勝したフランスをグループステージで破る大金星も挙げている」と警戒。
予想を難しくしている要因の一つは、初戦からオランダ対日本の対戦が組まれていることだ。
同メディアは「おそらく最も注目度の高い一戦だ。
両チームとも、ここで勝てばグループFを制覇できると考えて臨む試合になるだろう。
どちらもFIFAランキング20位以内で、欧州のトップリーグで活躍する選手が数多く出場する見込みだ。
非常に激しい展開になりそうだが、選手層の厚さで勝るオランダが、最終的には上回ると見られる」と伝えている。
下馬評ではオランダ有利とは言え、日本がドイツを苦しめた過去があるだけに、今度はオランダを窮地に陥れる可能性もありそうだ。
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