テゲバジャーロ宮崎は14日、明治安田J2昇格プレーオフ2025決勝でFC大阪と対戦し、4-0で快勝した。この試合では、FW吉澤柊がチームの2点目をマーク。距離のある位置から沈めた、鮮烈な一撃だった。
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テゲバジャーロ宮崎をJ2に導いた一撃
昇格プレーオフ準決勝で鹿児島ユナイテッドFC(リーグ5位)を下した宮崎(4位)が、J2昇格を懸けた一発勝負で、ツエーゲン金沢(6位)を下して決勝へと駒を進めたFC大阪(3位)と対戦した。
昇格のためには、勝ち切らないといけない宮崎は、29分にオウンゴールで先制に成功する。
そして迎えた42分、背番号「18」が魅せる。
敵陣中央あたりで浮き球を胸トラップで収めた吉澤は、迷わず右足を振り抜く。
アウトにかけるように放たれたドライブシュートは、右ポストに当たって、ゴールネットに吸い込まれた。
大一番での思い切りの良い判断とキック精度が光った鮮烈な一撃だった。
このスーパーゴールで2点のリードを得た宮崎は、63分に武颯がダメ押し弾を奪うと、70分には松本ケン・チザンガが1点を追加。
大熊裕司監督率いるチームは、鳥取のAxisバードスタジアムでの激戦を4-0で制し、Jリーグ参入5年目でJ2初昇格を果たした。
一方で“スタジアム問題”を抱え、本拠地・東大阪でのプレーオフ開催が叶わなかったFC大阪は、J2昇格を逃した。
