サッカー日本代表【写真:田中伸弥】
米メディア『ESPN』は11日、アフリカサッカー連盟(CAF)でW杯の出場権を獲得した全9チームについてランク付けした。サッカー日本代表と同組になったチュニジア代表についても分析している。
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米メディアがW杯に“アフリカ”から出場する9チームを分析
同メディアは、「果たして、アフリカ大陸の出場チームは、優勝候補となりうるのだろうか」と前置きし、「予選での戦いぶり、W杯での実績、現在のFIFAランキング、チームの質、コーチの質という5つの異なるカテゴリー(それぞれ10点で50点満点)で評価を行った」と、評価基準についても説明している。
総合スコア44点でアフリカトップのチームと評価されていたのは、前大会でもベスト4に残ったモロッコ代表だ。
前大会での準決勝進出については「アフリカにとっても前例のない快挙だ」と称賛しつつ、「当時の代表メンバーの多くは今も残っている。経験豊富で戦術に精通したワリド・レグラギ監督の存在も大きい。
そして、アクラフ・ハキミは、おそらく現在最も傑出したアフリカ出身の選手である。FIFAランキングで11位のモロッコは、アフリカ大陸で間違いなく最強のチームだ」と、モロッコを絶賛している。
2位は、総合スコア38点でセネガル代表が名を連ねた。
前大会でラウンド16入りしたチームについて「再びアフリカ大陸最強の候補として台頭している」と述べた上で、「サディオ・マネ、カリドゥ・クリバリ、エドゥアール・メンディなど、前大会と同じメンバーの多くが引き続き出場する。
一方で、ニコラ・ジャクソン、イリマン・エンディアイエ、イスマイラ・サールなど、多様な攻撃の選択肢が生まれた」と、チームに優れた選手が揃っていることを指摘している。
日本代表と同組のチュニジアは、総合スコア33でアフリカ6位としていた。
記事では、「予選は1試合を除いてすべて勝利し、楽々と突破を決めた(9勝1分)」と述べつつ、「過去の例からもわかるように、世界の舞台に立ってもほとんど影響力を発揮しない。今回が7回目の出場だが、18試合中3試合しか勝利できておらず、一度もグループリーグ突破を果たせていない」と、過去の戦績について振り返っている。
そして、「とはいえ、予選では好調の兆しを見せていた。彼らは負け知らずで、予選10試合で1失点もしていない(22ゴール無失点)。
堅固な守備に匹敵する攻撃の脅威を見つけることができるだろうか」と、本大会での注目ポイントについて言及した。