
中学生に指導する元ポルトガル代表FWナニ
【写真:安洋一郎】
マンチェスター・ユナイテッドでプレミアリーグを4度制した元ポルトガル代表FWルイス・ナニが来日を果たし、1月4日から6日までの3日間にわたってサッカー教室を開催した。
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元ポルトガル代表FWナニが日本でサッカー教室を開催
現役時代にスピードとテクニックに優れたドリブラーで知られたナニは、スポルティングCPやマンチェスター・ユナイテッド、フェネルバフチェ、バレンシア、ラツィオなど各国の強豪クラブを渡り歩いたことで知られる。
2024年12月に母国ポルトガルのエストレラ・アマドーラで現役を引退すると、本人も「最も力を入れている」と語る4歳から16歳まで子供たちを対象とした『ナニ・フットボール・アカデミー』を設立。
マンチェスター・ユナイテッドのアンバサダーやレジェンドマッチにも出場しながら、次世代の育成に力を注いでいるそうだ。
今回、日本で行われた株式会社ファンルーツが主催したサッカー教室では、U8(小学1-2年生)からU13/U14(中学1-2年生)までを指導。
最終日となった6日の練習では、ナニ自身も集まったおよそ80人の中学生の練習に混ざり、1対1のトレーニングやシュート練習で華麗なプレーを披露した。
ポルトガル代表で歴代5位となる112試合に出場したレジェンドのキレキレのドリブルに、マッチアップした中学生たちは「速すぎる!」「どうやってボールを奪うんだよ」と驚愕した様子だった。
印象的だったのが学生たちとの関わり方だ。常に笑顔でフランクに接しながら、1対1の勝負を終えると、ハイタッチやハグをしながら言葉を交わしてプレーを讃える。
彼がスター選手であることを認識しつつも、完全に中学生の練習に溶け込んでいる姿は、純粋にサッカーを楽しむ少年のような雰囲気も漂っていた。
練習後には取材にも快く応じ、アンバサダーを務めるマンチェスター・ユナイテッドのことについても語った。
今回の来日中に、2014年のFIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会を共に戦ったルベン・アモリムが監督を解任されたことについては、「僕はマンチェスター・ユナイテッドサポーターだ。ルベン・アモリムには別の場所で成功する機会を得てほしい。そしてマンチェスター・ユナイテッドにも成功してほしい。それが双方にとって最も重要なことだと思うよ」とコメント。
なお、アモリムを解任したマンチェスター・ユナイテッドは、日本時間8日に敵地でバーンリーと対戦する。
この試合で指揮を執る予定の元チームメイト、ダレン・フレッチャー暫定監督には「このクラブでの経験を通じて、多くのことを学び、多くの経験を積んできたと思う。だから、その実力を示す機会が訪れることを願っているよ」とエールを送った。
(取材・文:安洋一郎)