サッカー史に残る名選手であるリオネル・メッシのように小柄なウインガーはしばしば「○○のメッシ」と喩えられてきた。しかし、その才能が完全に開花することなく、世界の舞台から姿を消した選手も少なくない。今回は「○○のメッシ」と呼ばれた“消えた才能”を紹介する。[1/5ページ]
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FW:エムレ・モル(トルコ)

トルコのメッシと呼ばれたエムレ・モル【写真:Getty Images】
生年月日:1997年7月24日(28歳)
現所属:フェネルバフチェ(トルコ)
25/26リーグ戦成績:0試合0ゴール0アシスト
「トルコのメッシ」と呼ばれていたエムレ・モルは、2016年夏に975万ユーロ(約17.6億円)の移籍金でボルシア・ドルトムントに加入した。
しかし、翌年夏に行われた浦和レッズとの親善試合で2ゴールを決めるなど猛アピールするも、トップチームのレギュラーに定着することはできず、同年夏にセルタ・デ・ビーゴへと新天地を求めた。
ここからモルのキャリアは期待されていたものとは程遠いものとなる。
セルタでの2年間でわずか1ゴールに留まると、19/20シーズン前半戦にレンタル移籍したガラタサライではゴールを奪えず。
さらに、後半戦にレンタルで加入したオリンピアコスでは、リーグ戦に出場することすらできなかった。
それでも、21年夏に加入した母国ファティ・カラギュムリュクで1年目にキャリハイのリーグ戦5ゴールをマークするなど本領発揮。その翌年にトルコの強豪フェネルバフチェへの完全移籍を掴み取り、一時は市場価値を420万ユーロ(約7.6億円)まで高めた。
しかし、フェネルバフチェで存在感を失うと、再び暗いトンネルの中へ。
23/24シーズン途中にレンタル加入したファティ・カラギュムリュク、昨季レンタル加入したエユプスポルでは、ともにリーグ戦1ゴールと、期待外れに終わった。
今季からはフェネルバフチェに復帰したが、ここまで公式戦出場がなく、退団はほぼ確実と見られている。
まだ28歳とはいえ、安住の地をなかなか見つけられずにいる。
